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ブラジリアン柔術とステロイド

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こんにちは、BJJMONSTERです!

先日、ロベルト・ジメネスがキーナンに勝利した後のインタビューでアンチステロイドを唱えていましたね。

黒帯に昇格して間もないジメネスがキーナンに勝ったことはもちろんですが、

試合後のインタビューでアンチステロイドを唱えていたのも驚きでした。

わざわざ、公の場で声を大にして言わないといけないくらい、今の柔術界はステロイドが蔓延しているのでしょうか?

今回のブログでは、ブラジリアン柔術とステロイドについて考えていきたいと思います!

ブラジリアン柔術とステロイド

ブラジリアン柔術でもステロイドは蔓延していて、海外でも多くの選手がステロイドの使用が発覚して問題となっています。

有名なところで言うとパウロミヤオが代表的でしょうか?

2016年にドーピングが発覚し、その後IBJJFの大会から2年間の追放処分。

現在は、処分も終了していてIBJJFの大会にも出場している。

処分期間中もアブダビでの大会など、IBJJF以外の大会には出場していました。

最近では、ATOSのカイナンがステロイドの検査で陽性になったとのことで、ミヤオと同じく連盟主催の大会からは追放処分となっています。

ただ、カイナンは柔術やグラップリングのプロ戦には出場するようで、処分を受けても痛くも痒くもなさそうです。

カイナンを中心に、ATOS勢は不自然に筋骨隆々の選手が多いので、ここからさらにステロイドの使用者が発覚する可能性もありそうです。

トミショー
トミショー
ATOS勢は明らかにガタイがおかしいよね。

ステロイドはドーピング。使用すれば最強になれるのか?

ステロイドを使用すると強くなることは間違いありません。

身体能力は圧倒的に高くなり、力も半端なく強くなります。

では、ステロイドの効果とは一体どれほどのものなのでしょうか?

カイナンを例にあげると、彼は黒帯に昇格して以来ほとんどの試合で勝利しています。

長く黒帯でトップ戦線に位置していた、レアンドロ・ロをはじめバタフライガードで有名なワルジンスキやパトリックグラウディオにも圧勝。

最近、最も勢いに乗っているニコラスメレガリにも勝ち越しています。

特に、レアンドロに勝利した試合は終始一方的な展開で驚愕の内容でした。

カイナンがいつ頃からステロイドを使用していたのかはわかりませんし、

これだけ勝ち続けているので、仮にステロイドを使用していなくても強いのは間違いありませんが、やはりステロイドの効果は抜群といっても差し支えないくらいの戦績と試合内容です。

かといって、ステロイドを使えば無敵かと言うと、決してそんなことはありません。

カイナンは昨年のヨーロピアンでルーカスレプリに負けており、ブラジレイロではニコラスメレガリにバックからの絞めで一本負けを喫しています。

↓レプリ対カイナンは昨年のヨーロピアンで最もエキサイティングな試合としてノミネートされています。

なお、レプリはアンチステロイドで有名なので色んな意味でレプリが勝ってよかった試合です。

レプリもメレガリも相当強いので、勝つことができましたが、普通に考えると同じくらいの実力の選手ならステロイドを使用している選手の方が圧倒的に強いはずです。

最強とまではいきませんが、それに近いくらいの力を手に入れることができるのは間違いなさそうです。

ステロイド否定派の選手達も

柔術界にはステロイド否定派の選手も多数います。

アンチステロイドとして、最も有名なのはやはりカイオテハではないでしょうか?

最近では、マイキーの練習パートナーとしてセコンドについたり、柔術界の巨匠というようなポジションに位置しているカイオですが、その昔試合にもバンバン出ている時期に、

テクニックはステロイドを凌駕するという名言を生み出しました。

これは、ステロイドが蔓延している柔術界に対してカイオが発したメッセージです。

他にも、カイオの下で練習しているマイキーはもちろんのこと、先程も説明したルーカスレプリや、最近ではジメネスもアンチステロイドを唱えています。

ちなみに、色帯時代にステカイナンとアンチステのジメネスは試合をしています。

カイナンが紫帯で、ジメネスが青帯。

公式戦ではありませんが、結構いい試合しています。結果はカイナンの勝利。

トミショー
トミショー
流石にこの頃はまだステロイドに手を出してはないと信じたい。

柔術界と一般的なスポーツ界のステロイドに対する処分の違い

オリンピックでドーピングが発覚した場合は、基本的にはその競技から永久追放です。

世界中からバッシングされ、今まで築き上げてきた地位や名声は全て失われます。

オリンピックはアンチドーピングを掲げているので当たり前と言えば当たり前ですが、

それに比べて柔術界は、ステロイドに対する処分が甘すぎるのではないでしょうか?

上で述べたように、処分はせいぜい数年間の試合への出場停止。

しかも、ステ検査を実施している連盟のみなので、他の連盟の試合には出場できる始末。

海外の柔術家にとって、IBJJFの試合は名前を売るのにもってこいの大会ですが、

試合参加費も自腹で、遠征費も自腹、おまけに基本的には賞金なしといった条件なので、

今回のカイナンのように、追放されても痛くも痒くもないかと思います。

トミショー
トミショー
昨年からムンジアルは黒帯のカテゴリーで賞金が出るように!

ステロイドありきの世界。客はエンターテイメントを求めている。

現代ではスポーツもビジネスであり、大きなイベントでは莫大な金額のお金が動きます。

もちろん、それは選手への賞金にしても同じ。

大きな大会で優勝すれば、大金を得ることができて名前も売れる。

選手の中には生活がかかっている人も少なくないでしょうから、

ドーピングが頭に浮かんでもおかしくありません。

そんな大会でステロイドの検査が実施されていないとしたら、選手からすればステロイドを使用しない方がおかしいと考えるかもしれません。

スポーツを見に来る客は普通のパフォーマンスを見たいのではありません。

日常のストレスや鬱憤を晴らしてくれるようなエンターテイメントをスポーツに求めているので、選手としても圧倒的なパフォーマンスを披露しなければいけない。

ドーピングを使っていても構わないから人間離れした超人技を見たいという層も少なからずいるのが現実です

ステロイド使用に対する個人的な考え。

ステロイドの使用は自分の身体に有害になるので、使用しない方がいいとは思いますが、

副作用を理解して、自分の責任で使用するならしても構わないと思っています。

有名な格闘家でステロイドの副作用で早死にしてしまった人は沢山いますし、おそらくこれからもそういった理由で早死にする人が沢山出てくるかと思います。

ただし、ステロイドの使用と、ステロイドを使用して一般の大会や試合に出場するのとでは話が違ってきます。

ユーザーは、ステロイドを使用しない人も出場する大会には出場するべきではありません。

ユーザーはユーザー同士で、記録を競ったり、成績を競うべきです。

ユーザーと非ユーザーが競った結果には何の意味もありません。

ボディビルが良い例で、ユーザーは全員ドーピングしているのが当たり前と言われるようなオリンピアという大会に参加するべきで、ナチュラルはナチュラルしか出場できない大会に参加するべきです。

↓ナチュラルビルダー達。鍛え上げられた立派な肉体です。

↓続いてオリンピアの上位選手達。

明らかに人間離れした規格外の筋肉量です。

彼らの中でステロイドを使用していない選手などいません。

同じボディビルという競技ですが、ステロイド有りと無しでこれだけ変わってしまいます。

ほとんど別の競技といっても差し支えないくらいのレベルです。

ボディビルは肉体美で勝敗を競うので、これだけわかりやすく差が出ますが、格闘技ではどうでしょうか?

昨今、柔術界で起こっていることは、上の画像のビルダーと下の画像のビルダーが同じ舞台で戦っているようなことです。

ユーザーとナチュラルが競うのは無意味で、ナチュラルにとってあまりに理不尽です。

柔術界では現実にこれが起こってしまっているわけで、勝敗は火を見るよりも明らかですよね。

ステロイドは自己責任で使用すればいいと思うが、その代わり使用者は使用者とのみ競い合うようにするべき。

以上がステロイドに関する個人的な考えです。

あなたはスポーツとドーピング、柔術界とステロイドについてどう思いますか?

最後までお読みいただきありがとうございました!

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ABOUT ME
トミショー
初めましてブロガーの、、とブロガーと名乗るのは申し訳ないレベルの趣味ブロガーのトミショーです。 当ブログはもともと、筆者がのめり込んでいたブラジリアン柔術に関する内容につてが主だったのですが、続けているうちにブログそのものが楽しくなってきて、私自身の生き方や考え方、お気に入りの物などを紹介する記事なども更新しています。 こう見えて、本業は鍼灸師で毎日真面目に仕事をしています。