教則本に教則DVD、オンラインクラスetc,,,
ブラジリアン柔術の上達には教則本や映像が欠かせないですよね。
最近はYouTubeで柔術のテクニックを簡単にみることができるようになりましたが、やはり無料で見れる動画と有料の教則本や動画では様々な点で違いがありますよね。
このブログを読んでくださっている柔術家の皆様も、それぞれにお気に入りの教則本やDVDが一つや二つはあるかと思います。
私は現在までに週に3〜4回くらいのペースで5年近く柔術の練習をしてきました。
最初は柔術の技術を道場以外で学習したりすることはなかったのですが、白帯を卒業して青帯になった頃から、試合にも頻繁に出るようになり、いつの間にか柔術にのめり込むようになってしまい、これまでに教則本や教則DVDなどに莫大なお金と時間を注ぎ込んできました。
オンラインクラスの月額費などを含めると、費やした金額は優に10万円は超えるレベルです。
そこで今回の記事では、柔術の学習の為に散々お金を突っ込んできた私が、実際に読んでみてとても良かった『教則本』を紹介したいと思います。
現在はすっかり動画の時代となってしまったこともあり、本で学習している人は少ないかもしれませんが、本で学ぶのは動画と違ってまた良い面があります。
数年前に出版された教則本でも参考になる点が多数ありますので、是非参考にしていただければ幸いです!
それではいってみましょう!
(ランキング形式で紹介していますが、あくまでも私自身にとって役に立ったと感じたものを上位としています。上位の物が下位の物よりも優れているといった意味ではありませんのでご理解をお願いします。)
オススメの教則本がわかる。
柔術の学習方法がわかる。
本当に参考になる教則本ランキングTOP5
1位…DRILL TO WIN
早速ですが、1位から紹介したいと思います。
どの本を1位にするかは非常に迷いましたが、私が今まで散々お金と時間を費やしてきた中で、最も参考になった思う教則本は、超有名道場『Atos』の総師範アンドレ・ガウヴァオによるドリル教則本『DRILL TO WIN』です!
全ての柔術家が読むべき、柔術のドリルについての教則本です。
柔術家なら必ず行なったことがある『ドリル』
よくクラスのウォーミングアップなどでエビや後転などの基本の動きを行いますよね。
普段からなんとなく行っている動きだと思いますが、その動きにはどれも理由があるという事はご存知でしょうか?
色帯以上の方ならもちろん知っていますよね。
この本には、世の中に存在しているほぼ全てのソロドリルとパートナードリルが載っていて、それらの正しい行い方と目的が記されています。
『この動きはどのような場面で必要になるのか?』
『このドリルは何の為に行うのか?』
本書にはこのような質問に対する明確な答えがあります。
柔術の基本的な動きやドリルの意味を理解することができれば、その後の技術の学習スピードを飛躍的に向上させてくれる事は間違いありませんので、どのレベルの柔術家でも必ず読むべき教則本だと思います。
また、本書の構成は『12ヶ月であなたの柔術を進歩させる』という内容となっていますので、柔術家として強くなる為に必要なことがドリル以外にも沢山載っています。
特に、ガウヴァオの柔術に対する向き合い方と、そこからくる食事とメンタルの整え方は、どのスポーツに取り組んでいる人に取っても一読の価値がある内容だと思います。
10年前に出版された書籍ですが、時代の変化に取り残されることのない、柔術家にとっての必読書です。
私は、紫帯になってからこの本を読んだのですが、白帯の頃から読んでいればもっと早く上達することができたのではないかと思うくらいです。
第2位…ブラジリアン柔術教則本
1位に熱量を費やしたので、ここからはサクサク紹介したいと思います。
第2位に選んだのは、『ブラジリアン柔術教則本』です。
日本でも有数の柔術アカデミーの一つである『トライフォース』の早川先生による教則本です。
既に読んだことがある人も多いのではないでしょうか?
Amazonなどで『柔術 教則本』と検索するとまず最初に出てくるくらい有名な本ですので、既に読んだことがある人も多いのではないでしょうか?
実は何を隠そう、私が初めて柔術を始めた道場がトライフォースでした。
当時は社会人なりたてということもあり、仕事との両立が難しくすぐに辞めてしまったのですが、トライフォースの柔術クラスの進行はとても丁寧で、初心者の自分にもわかりやすかったのが印象に残っています。
そのトライフォースでクラス進行の教科書として使われている本こそが『ブラジリアン柔術教則本』です。
この本は柔術をやっている人からすれば、あまりにも有名なので知ってる人も多いと思いますが、逆に柔術やっているのに読んだことがないという人はすぐにでも手に入れるべきだと思います。
オススメのポイントは何と言っても付属DVD。
DVDの総再生時間はなんと6時間超です。
総再生時間からしてわかるように、載っている技の数は膨大なんですが、細かくカテゴリーごとにテクニックが分けられているので、自分が必要としているテクニックをすぐに見つけることができるんです。
載っているテクニックはシザースイープやヒップスローなど、まさに柔術の基本。
スイープやサブミッションのテクニックは勿論ですが、この本で特にありがたいのが、各ポジションからの逃げ方も詳しく説明されている点です。
白帯の頃ってやられてばかりだから、まずは攻めより守りや逃げ方について学ぶことが大切なんですよね。
まだ技やポジションの名前も覚えきっていない白帯時代に、各ポジションからの逃げ方や攻め方を写真とDVDで確認できたのが非常に助かりました。
第3位…寝技の学校は寝技の学校シリーズ
第3位は『寝技の学校』シリーズです!
この本も超有名なので、知っていたり見たことがある人も多いでしょう。
全国各地にアソシエーションがある『寝技ワールド』の代表である大賀先生による寝技の基本的な技術の解説書です。
このシリーズはどれも非常にわかりやすく、ものすごく参考になる点が多いので、2位にしてもよかったのですが、『絞め技編』『関節技編』『抑え込み編』と書籍がそれぞれ分かれていて、全て購入するとなると少し金額が嵩む分、3位にしました。
私はこのシリーズの『絞め技編』と『関節技編』を持っていて、どちらも何回も読み直しています。
このシリーズの一番良い点は、技が決まる理屈を丁寧に教えてくれることです。
『なぜチョークで首が絞まるのか?』
『なぜ関節技が極まるのか?』
このいった寝技を始めたばかりの人からすると、よくわからない疑問の答えを非常に丁寧に、わかりやすく説明してくれています。
特に道着を使った絞めの原理については必見の内容です。
襟を使った絞めや三角絞めが極まらないという人は、この本を読むだけで一気に技が極まるようになると思います。
読んだことがない人は必ずチェックすべき良書です。
道着を使った絞め技のポイントなどは知っているか知らないかで大違いなので、読んだことがない人は必ず読むことをオススメします!
関節技編も超勉強になる点ばかりで必見です。
頭とカラダで考える大賀幹夫の寝技の学校 関節技編 (晋遊舎ムック)
第4位…スターティングストレングス
第4位は『スターティングストレングス』です。
3位まで柔術関連の書籍だったのに関わらず、4位からいきなり筋トレ本って何事って思ったそこのあなた。
そりゃそう思いますよね。
『紫帯になる現在までに読んで参考になった本を紹介する』とタイトルをつけたので、柔術の教則本だけ紹介するように思っていた方も多いかと思いますが、現在まで5年近く柔術をやってきて感じるのは、技術はもちろん大切ですが、それと同等か場合によってはそれ以上にフィジカル能力が重要だという事実です。
というのも、筆者は青帯になった頃あたりから、かなり積極的に試合に出るようにしてきたのですが、その際に技術ももちろんなのですが、試合に勝つ為にはスピード、パワー、スタミナなどのフィジカルの要素が非常に大きいなと痛感したんですね。
特に柔術の試合はトーナメントなので、優勝する為には1日で何試合もこなさないといけないので、いくら教則本で勉強して打ち込みして技術を磨いたとしても、大前提のスタミナがないことには試合で勝つことはできません。
あいにく、特に目立ったバックボーンがない私は、試合に出た際に特にフィジカル要素で対戦相手に劣っていることが多いと感じたので、パワーやスタミナの向上の為に筋トレを始めることにしました。
どうせ筋トレをやるなら、実際にトップの柔術家の人達が行っている筋トレを真似しようと思い、色々と調べて種目やメニューを調べてみましたが、結局行き着く先は、筋トレ界の王道である『BIG3』でした。
そこで筋トレ関連の書籍を読み漁って自分の体でトレーニングを色々と試してみた結果、最も参考になった書籍こそが『スターティングストレングス』です。
パワーやスピードの向上に必要不可欠なフィジカルの要素を強化するのに欠かせない『BIG3』の正しいやり方について日本一詳しく説明されている書籍です。
どうしても柔道や柔術では『柔よく剛を制す』などの言葉の印象で、技術を優先してフィジカルを軽視しがちですが、真剣に競技に取り組むとなると筋トレは必須です。
第5位…スポーツ栄養学
第5位は『スポーツ栄養学』です。
これに関しては第4位と同じ流れですね。
フィジカルを強化する為に筋トレを始めたら、それと同じくらい力を入れないといけないのが『栄養摂取』です。
これは第1位で紹介したガウヴァオの書籍でも言及されていて、私の記事でも詳しく書きましたので是非リンクから飛んで記事を読んで頂きたいのですが、やはり柔術は『格闘技』なので食事の面で手を抜いてしまっていると試合やスパーリングで思ったように動くことは難しくなってしまいます。
試合で勝つ為にどのような食事を取ればいいのか?
しっかり動ける体になる為にどのような栄養を摂取すればいいのか?
『何もそこまで試合思考じゃないから、、、』と言って謙遜する人もいるかもしれませんが、実際のところ試合に出る出ない関わらず、柔術という激しい格闘技を行うのであれば、全ての柔術家が正しい食事や栄養学について学ぶべきかと思います。
練習前後の栄養摂取や普段の食事を見直すだけでも、体が軽くなったり動きやすくなったりするはずです。
体が軽い状態であれば、打ち込みやスパーリングに関わらず、私たちの柔術技術の向上に繋がることは間違いありません。
私は妻が管理栄養士ということもあって、これまでに様々な栄養学の本に目を通す機会がありましたが、『スポーツ栄養学』はオールカラーで図がわかりやすく非常に参考になりました。
正しい食事や栄養について初めて学ぶというという人にはオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、私が今までに読んで参考になったと感じた柔術関連の教則本(書籍)を紹介させていただきました。
第4位と第5位には、他の技術関連の教則本をランクインさせようかと思ったのですが、昨今の動画最盛期の時代ゆえ、柔術の細かい技術などの学習においては書籍よりも動画の方が圧倒的に学びやすい時代になっています。
そんな中でも、第3位までに紹介した教則本は全て、柔術をやるにあたって必ず知っておきたい柔術に対しての考え方だったり技の原理原則を教えてくれる内容となっているので、この点に関しては動画にも全く劣ることなく、私たちの柔術偏差値の向上に貢献してくれることは間違いありません。
上位3つの教則本は、全柔術家にとっての教科書と言っても過言ではない良書なので、まだ読んだことがないという人は是非購入してチェックしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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