柔術では指を痛めることが非常に多いです。
指の痛みの問題は、ほとんどの柔術家が一度は経験していると思います。
茶帯や黒帯のトップレベルの選手などは、練習のしすぎで指にタコができていたり、いびつな形に変形していたりします。
ちなみに管理人は約2年前から柔術を始めましたが、始める前に比べると少し指の形が変形してきました。
比較的綺麗な方ですが、小指や薬指の関節が少し腫れています。
ちなみにベリンボロで有名なミヤオの指はこんな感じのようです。
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かなり変形していて、どの指も第一関節の部分がパンパンに腫れています。
柔術では特に、スパイダーガードやラッソーガードを使用する人が指を痛める事が多いようです。
スパイダーやラッソーでは、相手の袖をコントロールしているグリップが重要ですので、相手がグリップを切ろうとしてきた際にどうしても指に負担がかかってしまいます。
立ち技での組み手争いなどでも指を痛めてしまうことが非常に多いので、柔術家と指の痛みは切っても切れない関係です。
指に対する治療は、基本的には安静にしたり、アイシングをするような形になってしまうので対策としては予防することが一番重要です。
最近では、テーピングはもちろんですが、指専用のサポーターや、柔術家のために作られた専用のテーピングもあります。
テーピングも種類によって値段が様々ですが、
特にこだわりがない人は、薬局で購入できるホワイトテーピングで十分だと思います。
指用として使う場合は、12mmが最適です。
ホワイトテープですので、巻き方によって強度も変えることができます。
300円くらいですので、コストパフォーマンス的には最も優れていると思います。
薬局で購入できるテーピングとは別で柔術家の中で流行しているのが、モンキーテープです。
モンキーテープは柔術家の為に作られた、指をサポートしてくれるテーピングで、一般的なテーピングと比べて、非常に幅が細い作りになっています。
幅が細く作られているので、指の関節の動きを邪魔することなく、痛い部分はしっかりと保護することができます。
管理人も一度使用したことがありますが、巻いている際は指の痛みが軽減するのと同時に、指に力が入りやすく、グリップ力が向上したように感じました。
ただ、テーピングは消耗品ですので、毎日練習している人は、テープ代だけでもバカになりません。
また巻くのに時間がかかったりして、めんどくさいという方もいますので、そのような人は指用のサポーターがお勧めです。
サポーターなら、毎回巻く必要がないので便利です。
サポーターはテーピングに比べると少し緩くなってしまったり、フィット感を調整できなかったりするので好みが分かれるところですが、テーピングを毎回巻くのが面倒な方は一度試してみる価値はあると思います。
サポーターで有名なザムストの指用サポーターですと1000円から2000円程度で購入できるようなので、毎回テーピングを巻くよりは経済的だと思われます。
モンキーテープは、2000円くらいなので、なくなるたびに購入するとかなりの負担です。
指が痛いままだと、強いグリップを作ることができなくなってしまい、練習などにおいてもかなり支障が出てしまいます。
柔術を始めて、最初の頃に誰もが一度は経験する悩みだと思いますので、指の痛みで悩んでいる方は是非一度テーピングやサポーターを試してみてください!