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クローズドガード〜柔術だけに許された最強のガードを身につけよう〜

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トミショー
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こんにちは、柔術ブログ『BJJMONSTER』管理人のトミショーです!

今回は個人的に大好きなクローズドガードをテーマにブログを書きたいと思います。

柔術を初めてから、最初に練習したガードがクローズドガードだったという人も多いのではないでしょうか?

単純なようですごく奥が深いこのガード。

クローズドガードを武器に世界で勝ちまくっている選手もいるくらいですが、

一体クローズドガードとは何が優れているガードなのでしょうか?

クローズドガードのメリットやデメリット、コンセプトについてまとめていきたいと思います。

この記事を読めば

クローズドガードについてわかる。

クローズドガードにおいて大切な事がわかる。

クローズドガードで参考にするべき選手がわかる。

そもそもクローズドガードとは?

そもそもクローズドガードとは何か?ということから簡単に説明すると、

クローズドガードは、相手を自分の脚の中に閉じ込めるガードのことです。

総合格闘技でもたまに見かけますが、基本的には打撃の無い柔術やグラップリングでよく見るガードの形です。

相手を脚の間に挟んで、脚を閉じる(クローズする)形からクローズドガードと呼ばれています。

クローズドガードは柔術だけに許されたガード

先ほど総合格闘技ではたまに見かけるくらいと説明したクローズドガードですが、

それもそのはず、クローズドガードは基本的に柔術やグラップリングでしか使えない技です。

打撃のある総合格闘技でクローズドガードをやろうものなら、

上からパウンドを浴びせられて失神させられるのがオチですからね。

柔術では一方的に攻める事ができるクローズドガードも、

打撃のある格闘技になると一気に不利なポジションに変わります。

ただし、柔術においてはクローズドガードが最強と言っていいほど、

クローズドガードほど有利なポジションはありません。

最近、FloGrapplingに上がったホジャーグレイシーの動画でもクローズドガードがピックアップされています。

クローズドガードといえば、ホジャーグレイシー。

といっても過言ではないくらいクローズドガードで有名な選手ですが、

ホジャーによると、クローズドガードの最大のメリットは、

相手のアタックを気にすることなく一方的にアタックすることができる点だそう。

これは非常に大切な考え方で、クローズドガードの中にいる相手は、

いきなりパスやサブミッションを仕掛ける事が出来ません。

パスでもサブミッションでもアタックを仕掛けようとする前に、

必ず「クローズドガードを割る』という動作を行わなければいけません。

このクローズドを割るという動作が大変で、ただ割るだけなら誰でもできるのですが、

割ろうとしている間、相手はスイープやサブミッションなどのアタックを常に仕掛けてくることになるので、上にいる選手は常に後手に回ることになります。

つまり相手をクローズドガードに捉える事ができれば常に主導権を握れるという事です。

『何普通のことを言ってんだよっ!』て思われるかもしれませんが、

これは他のガードでは絶対にならないシチュエーションであることは確かです。

オープンガードでは、相手もアタックができる状態なのでいきなりパスガードやサブミッションを狙ってくる可能性がありますが、クローズドガードの場合は、相手は必ずアタックの前にクローズドを割るという作業をする必要があります。

この状況を作ることさえできれば、あとは先手先手を取り続けてアタックを仕掛け続ける限り、相手を常にディフェンスしかできない状態にできるので、他のガードに比べるとかなり強いポジションであることは間違いありません。

一応クローズドガードの中から仕掛けるサブミッションなどもありますが、

極まる確率はかなり低く、よっぽど上手い人でない限り難しいでしょう。

トミショー
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ちなみに、ホジャーは自分からクローズドを開けて、オープンガードにしたりは絶対にしないとのこと。

(理由は上で説明した通り。)

クローズドに対してものすごいこだわりを持っています。

柔術ではパウンドを浴びることはないので、クローズドガードが最強のガードといっても間違いないかもしれません。

✳︎上の動画は、15分とかなり長い動画ですが、クローズドガード使いにとっては欠かせないコンセプトや情報が説明されているので最後まで見ることをお勧めします!

そもそもクローズドガードまで持っていくのが難しい説

よしっ!クローズドガードが強ポジなら早速クローズドの練習をしよう!

とはいっても、そもそもクローズドガードまで持っていくのが難しいことってよくありますよね?

試合やスパーリングでクローズドガードまで持っていきたいのに、

クローズに引き込むことが出来ずに、そのままズルズルと時間が経ってしまい、

パスされて負けるというシチュエーションは特に白帯同士でよく見られます。

最強と思えるクローズドガードの唯一のデメリットはこの引き込み問題。

トミショー
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クローズド引き込み問題は僕も白帯時代に常に悩まされていました。

確かに、クローズドガードに引き込むということは簡単なことではありません。

相手が引き込みに対して、座ってくれる保証はないし、引き込めたはいいものの相手が立ったままだと、デラヒーバなどは作れますが、クローズドをそのまま作ることができません。

そんな時は、白帯以上の人に限りますが、飛びつきクローズドガードも一つの手段として覚えておいても損はないと思います。

安全に行えばとても有効な引き込みの方法です。

白帯では飛びつきクローズドガードが禁止されていますが、

別に白帯だけでなく、何帯でも飛びつきクローズドガードは危険な技になり得ます。

飛びつかれた方の膝に対する危険はもちろん、飛びついた側が頭や背中を地面に強打する恐れもありますので、技を仕掛ける方、仕掛けられる方のどちらも注意する必要がある技です。

飛びつきクローズドを行う際は、

・グリップは右手で同側の襟を持ち、左手が相手の右袖。
(片襟片袖のようなグリップ。)

・襟を掴んでいる側の脚から飛びついていく。

・右手で相手の右襟を握っている場合、右脚から飛びつく。

・脚を組む際は、最初に飛びついた側の脚を下にして組むようにする。

といった点が大切になります。

トミショー
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意外にもポイントが沢山あります! 

せっかく飛びつきに成功したのに、組む脚を上下間違えてしまうと簡単にクローズドを外されてしまうので、脚の組み方は注意しないといけませんね!

しかもそれにプラスして強い相手になると、普通は引き込み側にパスを狙ってきます。

飛びつきでの引き込みはもちろんですが、他のタイミングでの引き込みも気を抜くことなく行いましょう!

クローズからの鉄板コンボ

飛び込みや引き込みでクローズドガードを作ることができればひとまず安心。

あとは、相手がクローズを割ることができないくらい先手を取り続けて、

アタックを仕掛け続ければ、スイープやサブミッションを成功させることができるはず。

クローズからのアタックは無限と言ってもいいくらいいろいろな方法があります。

代表的なものでいうと、

スイープなら、シザースイープ、フラワースイープ、ヒップスロー

サブミッションなら、三角絞めや腕十字に始まり、十字絞めやオモプラータ

など、例を挙げればキリがないくらいアタックのバリエーションは豊富に存在します。

一例としてクローズからのアタックをまとめた動画を載せておきます。

トミショー
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この動画は超わかりやすくてオススメです。

英語がわからなくても問題なし。

クローズドガードで参考にするべき選手

最後にクローズドガードを得意としている選手を紹介。

ズバリ、参考にするべき一押しのクローズドガード使いはロドソン・マテウスです!

クローズドガードからのダイナミックなアタックが特徴の重量級の選手です。

トミショー
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クローズドガードからの超パワフルなマッスルスイープと腕十字を武器に活躍している選手です。

そんなマテウスはカイオ・テハのアカデミー所属の選手。

クローズドを得意としているカイオの下で練習しているとそりゃ上手くなりますよね。

話が少し逸れますが、新しいテクニックを練習するときに最も良い教則は、

そのテクニックを得意としている選手の試合映像を見ることです。

テクニックの教則を見ることも大事ですが、実際の試合映像を見ることで、

どのような状況で、どうやってテクニックを使っているのかを見ることができるので、

教則動画だけでなく、なるべく試合映像も見るようにしましょう!

もちろん、最初に動画のリンクを貼ったホジャーグレイシーも言わずと知れたクローズドガード使いなので、彼の試合を沢山見るのもお勧めです!

トミショー
トミショー
ホジャーグレイシーは、あの『柔術界の暴れ馬」ことブシェシャにも勝利しているレジェンドです。 クローズドからのシンプルなアタックは参考になる点があること間違いなしです。

まとめ

今回のブログは、クローズドガードに焦点を当てて書いてみました。

柔術を始めたばかりの白帯から世界トップの黒帯までが使うクローズドガード。

どのレベルの柔術家にとってもクローズドガードを練習しておいて損はないと思いますので、是非今回のブログを参考に引き込みや割り方、アタックなどを練習してみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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ABOUT ME
トミショー
ブラジリアン柔術が生きがいです。 柔術家に関する役立つ情報や、柔術に関する面白い記事を書けるように努力していますので、是非サイト内を色々と回ってみてください。