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ミヤオはいつからパッサーに。

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こんにちは、BJJMONSTERです!

外出自粛規制の効果もあって、都心部からは人が消えているようですね。

自宅待機と外出自粛は退屈ですが、逆に普段は自宅に長くいることがないので、

こういうタイミングでしか出来ないことに時間を使うのもアリですね。

家族と過ごしたり、溜まっていた家事をやったり、読んでいなかった本を読んだり

今できることをしっかりやることが大切ですね。

そんな、僕は普段と変わらず、自宅で柔術の動画をずっと見ています。

こんなご時世なので、当分練習も自粛ですが映像を見るだけでも上達は可能なはず。

そこで、今回は僕が大好きな選手であり、柔術を始めるきっかけになった

ミヤオ選手についてブログを書いていきたいと思います!

ミヤオといえばベリンボロ

このブログをお読みのあなたに質問です!

ミヤオと聞いたら何を思い浮かべますか??

双子?ベリンボロ?ラッソー?ステロイド?

柔術をしている人なら、ミヤオと聞いたらやっぱりベリンボロですよね。

兄弟なのでパウロとジョアオの2人いますが、どっちのミヤオもベリンボロが特徴ですね。

むしろ、ミヤオ兄弟がベリンボロを流行らせたといってもいいくらいベリンボロのイメージが強い兄弟です。

トミショー
トミショー
一時期はベリンボロしかできないと揶揄されていたくらい
ベリンボロばっかりやっていた印象。

そんなミヤオも、最近は試合でベリンボロを披露することが少なくなってきました。

特に、弟のジョアオはトップゲームが多くなっています。

意図的なのか、それとも偶然か、最近の試合では、トップゲームが増えてきて、

以前までは全く見ることのなかった、ミヤオのパスガードが度々みられるようになってきています。

以前までは、ベリンボロしかしないと言われていたミヤオが、なぜトップゲームをよくやるようになってきたのでしょうか?

今回のブログでは、ミヤオがトップゲームをよくやるようになった理由を考えてみたいと思います。

ミヤオの華麗なパスガード

そうはいっても、やっぱりベリンボロの印象しかないという人も多いと思うので、

まずは、ミヤオのパスガードの映像をいくつか載せておきます。

下の動画はミヤオのパスのごくごく一部です。

レッグウィーブの状態から、空中で腰切りパス。

ニースライスからレッグウィーブへの切り替えが見事ですね。

しつこいハーフを相手に鋭すぎるニースライス。

こんな感じでベリンボロと同じか、もしくはそれ以上の切れ味のパスガードを披露しています。

トミショー
トミショー
やっぱり、パスされないくらいガードが上手な人は、ガードと同じくらいパスも上手い。

 

ミヤオがパッサーになった理由を考えてみた

ミヤオくらい練習している選手なら、最初からパスが上手かったのは間違いないですが、

それにしてもトップゲームを披露する機会が増えてきているように思います。

考えうる理由は主に下の4つ。

ベリンボロが通じなくなってきた

ダブルガードに対するルールが厳しくなった

パスガードこそが試合の鍵を握っているから

永遠のライバル、マイキーの存在

ベリンボロが通じなくなってきた

一つは、得意のベリンボロが対策されるようになってきたことが挙げられると思います。

ミヤオがベリンボロを使い出した頃は、ベリンボロ自体がまだ真新しい技で、

ディフェンス方法が確立されていなかったこともあり、面白いようにバックを取ることができていましたが、それから数年が経過した現在では、ベリンボロに対する研究が進んで、

ベリンボロに対するディフェンスとカウンターをみんなが知っているようになりました。

知らない技には対応できませんが、知っている技ならいくらでも対応できますよね。

↓ミヤオが旋風を巻き起こしていた時代の試合。

日本屈指のベリンボラー加古選手相手に、ベリンボロから楽々バックテイク。

トミショー
トミショー
ジョアオじゃなくてパウロだけど気にしない。

ベリンボロ自体は今でもとても有効な技ですが、中にはベリンボロは使えない技だとディスってる選手もいます。

ミヤオもガードからの得意な展開が対策されるようになって、自分のスタイルを見直したのかも?

ダブルガードに対するルールが厳しくなってきた

これも大きなポイントだと思います。

ダブルガード20秒のルールができてからは、ガード巧者同士が対戦する際に、色々と問題になってきました。

ダブルガードは20秒で止められて、そのままスタンドから再開。

4回ダブルガードによるストップを受けると、両者失格。

このルールができてからは、ダブルガードになったらトップを選択する方が有利になってきたと言えると思います。

ダブルガードの状態からトップを選択すれば、それだけでアドバンテージ1が貰えます。

普通に引き込まれて、トップになった際はポイントもアドバンテージもないので、

最初からトップゲームを展開していこうと考えていて、相手が引き込んでくることがわかっているなら、その気が無くても相手が引き込んだ時に一緒に座って、その後普通に立ち上がればそれだけでアドバンテージ1優位に立つことができます。

ミヤオの場合は、ほとんどの場合引き込みから始まるので、その引き込みに合わせて相手が座ってきた瞬間に立ち上がればそれだけでアドバンテージ1獲得なので優位に立てます。

こういったルールの改正の影響も、ミヤオがベリンボロばっかりしなくなった理由の一つかも?

パスガードこそが試合の鍵を握っている

柔術の試合で勝敗の鍵を握っている、最も重要なポイントはパスガードの3ポイントです。

スイープすれば2ポイント

ニーオンすれば2ポイント

マウントで4ポイント

バックで4ポイント

なぜ、バックやマウントの4ポイントよりもパスガードの3ポイント大切なのでしょうか?

それは、パスガードだけ他とは違い唯一の奇数だからです。

他のポイントは全て偶数なのに、パスガードだけ奇数。

これは、そもそも柔術はガードの方が有利で、パスすることの方が難しいという事実を表していると思います。

だって、ガードなら自分の得意なガードを得意なサイドだけ練習していれば大丈夫ですが、

トップの場合は、様々なガードに対するそれぞれのパスガードの方法を左右両方できるようにしておかなければいけません。

スイープされてもスイープ仕返せば同点です。

ですが、1回パスガードされてしまうと、その後ガードに戻してスイープ仕返しても追いつけません。

それくらい柔術においてパスガードという技術は特別な技術ということですね。

ミヤオもこの事実を考慮してなのかどうかはわかりませんが、

最近ではトップを選択して、パスを狙うことが増えてきているのは間違いなさそうです。

永遠のライバルの存在も影響している?

もしくは、永遠のライバル、マイキームスメシの存在も影響しているかもしれません。

マイキーとミヤオは過去に何度も対戦していています。

トミショー
トミショー
僕が知る限りはノーギの試合も含めると5回は対戦しています。

5回対戦して、5回ともマイキーの勝利。

これだけ同じ相手に負け続けると、普通は対策を考えないわけにはいきません。

ミヤオもガードが得意ですが、マイキーはそれ以上にガードに固執していて、

引き込み側では、必ずガードを選択するので、必然的にミヤオがトップにならざるを得なくなります。

5回対戦して、ミヤオはマイキーを1度もパスできていませんので、マイキーに勝つために相当パスガードの練習をしていることは間違いありません。

結局、今のところはマイキーをパスすることはできていませんが、これが功を奏したのか

回り回ってパスガードの技術向上に繋がったのではないかと思います。

結局はトップもボトムもできるのが理想

そんなこんなで、ミヤオがトップゲームを披露することが多くなってきた理由について考えて見ましたが、結局は本人しか知るよりのないですね。(笑)

意図的にスタイルを変えたのかもしれないし、もしくはたまたまトップになることが多くなっているのかもしれない。

どちらにせよ、ミヤオくらい練習している人なら試合で披露することが少なくても、

もともとパスガードもかなり上手かったのは間違いないでしょう。

柔術においてはトップだけ、ボトムだけではなく、トップもボトムも両方同じレベルでできるようになっておくことが大切ということですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

ABOUT ME
トミショー
ブラジリアン柔術が生きがいです。 柔術家に関する役立つ情報や、柔術に関する面白い記事を書けるように努力していますので、是非サイト内を色々と回ってみてください。