この記事では、白帯から青帯になるために最も重要なことについて書いています。
ブラジリアン柔術では非常に細かく帯の色が分かれています。
白帯からスタートして青、紫、茶、黒と5段階に帯色が分けられています。
柔術を始めて最初に目指す目標はやはり青帯ですよね!
早く青帯が欲しい!という人も沢山いるでしょう。
ただそれと同時に、
白帯から青帯になるために何をすればいいのかわからない。
どのくらいの期間で青帯になれるのかわからない。
といった悩みを持つ人も多いのではないでしょうか?
そこで、格闘技未経験から柔術を始めて、1年半で青帯を取得することができた私が、
青帯を取得するまでに意識して取り組んだことをまとめてみたいと思います!
白帯から青帯になるために必要な期間がわかる。
白帯から青帯になるために大切なことがわかる。
最速で青帯になるための方法がわかる。
目次
1年半での青帯取得は早い方?
まず青帯取得までの期間についてですが、格闘技未経験で白帯から柔術を始めると青帯取得までにどれくらいの期間が必要なのでしょうか?
3ヶ月で青帯になる人もいれば、何年経っても白帯のままの人もいますが、結論から言うと、白帯から青帯になるまでに必要な期間は厳密には決まっていません。
全国各地に道場を展開しているトライフォースでは、各帯における昇帯の基準を設けているようで、白帯から青帯になる要件として、
練習日数:100日以上
修了期間:特になし
技術要件:ベーシックカリキュラムの履修
と定義されています。
(トライフォース柔術アカデミーのホームページより引用)
修了期間は特に定められていないようなので、
何年以上は白帯を必ず巻かなければいけないみたいな条件はないようです。
また柔術以外の格闘技を経験している人の場合、実力次第では最初から青帯を巻いてスタートすることもあります!
レスリングや柔道で全国レベルの経歴がある人や元プロ格闘家などは青帯からスタートすることが多い印象です。
ちなみに、私の場合は青帯を頂くまでに1年半ほどの期間がかかりましたので、
決して早い方ではありませんが遅くもなく普通といったところでしょうか。
ちなみに、紫帯に昇段する条件としては『青帯での修了期間が2年以上』とされています。
ですので、白から青とは違って青から紫は最低でも青帯を2年以上は巻いておかなければいけないということになりますね。
1年半の期間の実際
私の場合は青帯を頂くまでに1年半の期間がかかりましたが、その間毎日練習できていたわけではありません。
週に3〜4回コンスタントに練習できている時期もあれば、仕事が忙しく週に1回しか練習に行けない時期などもありました。
要するに『仕事が早く終わったら練習して、仕事が終わるのが遅くなったら休む』
というほとんどの社会人柔術家の人達と同じくらいのペースでの練習頻度だと思います。
青帯になるために最も意識したこと〜
普通に続けていれば誰でも2〜3年で達成できる。
毎日練習して、早い人の場合は数ヶ月で達成できる。
格闘技経験のある人は青帯からスタートすることもある。
そんな続けてさえいれば誰でも達成できる目標と言ってもよさそうな青帯ですが、
実は柔術を始めたほとんどの人が青帯になるまでに辞めてしまっているようです。
(9割の人が青帯になるまでに辞めてしまうとも言われています。)
何となく柔術を楽しんでいるうちに、いつの間にか青帯になれた私ですが、
そんな私でも白帯時代、青帯になるために意識していた事があります。
青帯になるために意識して取り組んだことは一つだけです。
それは、ズバリ、、、試合に出ることです!!!
それだけかよ!!と思った人!
試合に出ることを侮ってはいけません!
試合に出ることによるメリットは帯の昇段はもちろんですが、それだけではありません。
そのほかにもメリットがたくさんあります。
大きく分けると3つのメリットがあり、
① 経験値を積むことができる(重要)
②目的を持って練習できるようになる
③極められた技はいつの日か自分の得意技になる
の3つのメリットがあります。
順に見ていきましょう!
①いろいろな経験を積むことができる。運が良ければ超貴重な経験も!?
何をどれくらいできれば青帯というのが全国的に決まっているわけではないので、
結論、自分に帯を与えてくれる道場の先生に自分の実力を認めてもらうしかありません。
実力を証明する場となるとやはり試合です。
試合に勝つことによって実力を証明する。
結局のところ、これが昇帯への最短距離であることは間違いありません。
私の場合は、1年半ほど白帯を巻いていましたが、
その間に、5つの大会で14試合に出場しました。
成績は9勝5敗で、そのうち3試合で1本勝ちし、1試合で1本負けをしています。
また、そのうちの1つであるIPPONジャンボリーという大会で、
プロ格闘家の長谷川賢選手と組むことができました。
体重差も30キロ近くあり、組み合う前は殺されるかと思いましたが、
手加減してやさしく極めてくれました。(笑)
柔術では、他の格闘技でプロとして活躍していた選手が青帯や紫帯で試合に出ていることが少なくありません。
最近では、総合格闘家の宇野薫選手や柔道オリンピック金メダリストの内柴正人選手などがよく試合に出ていますね。
あなたも、積極的に試合に出場することで、有名格闘家と組むことができるかもしれません!
②目的を持って練習に取り組むようになる
試合に出ることが決まると、
自然とモチベーションが高まり、練習中の集中力が上がります。
楽しむことも非常に大事ですが、柔術はやはり格闘技ですので強くなることも必要です。
試合では様々な場面が訪れますよね?
自分が得意としている展開になることもあれば、
自分が苦手としている展開になることもあります。
試合では、いかに自分の得意な形に持ち込むかが大切になってくるので、
どうやって試合を進めていくかなどを考えて練習することによって、
さらに上達のスピードを上げることができます!
強くなるためには考えて練習することが大切です!
③仮に負けたとしても、試合で決められた技は、自分の得意技になる
スポーツの試合は残酷で、必ず勝者と敗者が決まります。
どんなに強い人でも常に勝ち続けることはできません。
勝つこともあれば、負けることもあります。
試合で負けた時はとても悔しいですよね?
特に一本負けをした試合は、いつまでも忘れることなく、
ずっと記憶に残っていると思います。
ただ、負けることは特に悪いことではありませんし、
負けた試合からこそ多くのことを学ぶことができます。
『なぜ負けたのか?』を振り返ることによって、
自分の得意な形や不得意な形がわかりますし、練習すべき課題も見つかります。
こういった事は、試合に出ないと絶対にわからない事です!
試合に出た人は必ず自分の試合を録画しておき後々振り返るようにしましょう!
ちなみに、これは私だけかもしれませんが、
試合で自分が決められた技はいつしか自分の得意技になっていることが多いです。
私も白帯の際にコムロックで一本負けを喫し、
悔しい思いをしましたが、その後、特別意識して練習しているわけではありませんが、
いつのまにか自分自身がコムロックを使うようになり、
今では得意技の1つになっています。
結論・早く青帯になりたい人は試合にたくさん出よう!
よく、試合に出るかどうかで悩んでいる方に、
理由を聞くと、自分にはまだ早いとか、
もう少し強くなってから
もう少しうまくなってから出ようかなという方が多いですが、
それでは、なかなか加速的に強くなっていくことは難しいと思います。
初めての試合や、まだ雰囲気に慣れていない場合は別ですが、
試合は何も特別なものではなく、普段の練習の成果を試す場所です。
柔術の大会では、年齢、体重、帯と細かくカテゴリーが分かれていますので、安心して試合を行うことができます。
また、対戦相手の実力は、あなたが自分の道場でスパーリングをしている相手と同じくらいか、多くの場合それ以下のことが多いです。
帯を上げるには試合で勝つ必要があります。
試合で勝つためには、まず試合に出場しなければなりません。
白帯から青帯になるためにも、青帯から紫帯になるためにも必要な事は同じだと思います。
何も特別なことではありません。
積極的に試合に出場し、みんなで柔術を楽しみながら強くなり、上の帯を目指していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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