先日、柔術着に関する記事をブログにアップしました。
私の大切な柔術仲間に、お気に入りの柔術着についてアツく語って頂きました。
まだお読みで無い方は是非こちらもお読みください。
今回の記事のテーマも引き続き『柔術着』です。
上の記事内でも触れていますが、最近の柔術着ってオシャレでカッコいいデザインの道着が増えた分、値段も少しづつ上がっていますよね。
昔は10000〜15000円くらいの価格帯の道着がほとんどだった気がするのですが、最近は海外製の人気ブランドの道着も日本で買えるようになったこともあり、20000〜30000円程する道着が増えてきました。
道具の性能が競技能力の向上に繋がることは既に疑いようの無い事実で、競泳のタイムが『レーザーレーサー』と呼ばれる水着を着用することで大幅に更新されたり、マラソンのタイムがナイキの厚底シューズ『エアズーム』によって更新されたと言うニュースは多くの人が耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ナイキのスニーカーなどは、一時はマラソン大会での着用を禁止にすべきだと言う声も上がったほどです。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamaguchikazuomi/20200210-00162393
このように、スポーツと道具は切っても切れない関係にあり、多くのスポーツでは、道具の性能や機能性によって道具の値段も上下します。
では、柔術の場合はどうでしょうか?
ブラジリアン柔術に必要な道具といえば『柔術着』でしょう。
ラッシュガードも必要っちゃ必要ですが、必須ではありません。
柔術の場合も道着が高ければ高いほど動きやすかったり、パフォーマンスが上がったりするのでしょうか?
安い道着ではダメなんでしょうか?
そんなことを考えながらネットサーフィンをしている際に、Amazonで信じられないくらい安い道着を発見したので、実際に身銭を切って購入してみました。
果たして、柔術着は値段によってクオリティがどこまで違ってくるのか??
安い柔術着は高い柔術着に比べてダメなのか?
柔術着の購入を考えている方は必見です!
高い道着と安い道着の違いがわかる。
オススメの柔術着がわかる。
目次
今回私が購入した道着はこちら
というわけで、早速今回私が購入した道着を紹介したいと思います。
今回購入した道着は、YANHAIDIDAI社の『ブラジリアン柔術衣3点セット』です。
いつものように寝る前にダラダラとスマホをいじってネットサーフィンをしている際に、偶然見つけた中国性の激安道着を購入しました。
お値段なんと5000円。
明らかに安すぎる値段に、一瞬目を疑いましたが、何度確認しても間違いではありません。
色によって多少違いがありますが、5000円(5280円)です。
『安い柔術着』と検索してもせいぜい10000円弱だったのが、半額近い値段で販売されているこの道着。
調べてみると、Amazonの『柔術』カテゴリーの売上ランクでなんと第1位。
それどころか、4位も同じ道着の色違いです。
実はこの記事を書き出した当初は、売上ランク第2位だったのですが、数日かけて編集している間に1位になっていました。
↓この記事を書き出した時のAmazonの柔術カテゴリーの売れ筋ランキング。
最初は、明らかに安すぎる値段と中国製ということもあって不安しかありませんが、『これだけ人気なら間違いないし大丈夫でしょう!』ということで、早速買ってみました。
早速着てみる。
というわけで購入しました。
白色の激安道着。
柔術着としては5000円は激安ですが、こと単なるブログのネタ代として考えたら5000円は決して端た金ではありません。
大金です。
せっかく費やした5000円を無駄にするわけにはいかないので、しっかりこの記事を完成させて読者の方々に有益な情報を与えられるように努力したいところです。
年末に購入したこともあって、発送までに数週間かかるとのことだったので、気長に待とうと思っていたら、意外や意外注文してから数日で届きました。
封を開けてパッと見てみた感じは特に問題なさそうです。
綺麗な白色です。
早速着てみました。
どうですかね??
着てみた感じとしては、思っていた以上に普通の柔術着です。
いや、なんというか、ジャケットは薄くてペラペラだし、パンツの腰の部分の紐もこれ以上無いくらいペラペラなんですけど、ぶっちゃけゴミみたいな道着が届くことも覚悟していたので、想像以上に普通でびっくりしています。
パンツの腰周りなんかは、私が持っている比較的高級な道着と比べるとクオリティが雲泥の差ですが、それでもしっかり紐を結べば普通に問題なく履けます。
私が今までに買った道着の中で最も高かった、VANGUARDの道着の腰周りと比べるとその差は歴然です。
VANGUARDのパンツは腰周りにゴムが入っていて紐を締めなくても丁度いいフィット感になるようになっています。
(めちゃくちゃ動きやすい。)
VANGUARDの道着はジャケット・パンツ共に動きやすさを追求して作られていることで有名で、パンツも股関節の動きを妨げないように股下部分にステッチが入っていたり非常に脚が動きやすい作りになっています。
公式HPなどでもそのような謳い文句で道着のアピールをしています。
たしかに、全体が立体裁断の作りになっていて、脛の部分に切れ込みがあって、足が動きやすいように作られているのですが、、、、、、
実際に、今回購入した激安道着と、VANGUARDの道着を着用して脚回しをしてみましたが、脚を動かす際の動かしやすさはそこまで大きな違いを感じません。
私が鈍感なだけでしょうか?
シルエットとかフィット感にこそ違いはあれど、脚を動かしにくいとかそういった感覚は一切ありません。
一応リップストップ生地なので、軽くて動きやすいし、適度に細身で個人的には高評価です。
ただ、今回白色の道着を購入したこともあって、パンツで一番気になるのが下着の透け問題。
白色のリップストップ生地はどうしてもパンツの色が浮き出てしまいますよね。
これはもうどうしようも無い事なんですが、さすがに、明らかにパンツの色が浮き出てしまっているのはなんとなく抵抗があります。
汗で道着が濡れている時は100歩譲って仕方がないにしても、全然汗を掻いていない時にパンツが透けてしまうのは論外です。
パンツの色が浮き出てしまうかどうか、菜々緒ポーズで試してみました。
菜々緒ポーズはヒップや脚のラインが綺麗に見える魔法のポーズらしいです。
(透けやすい派手な柄のパンツを履いて試しています。)
どうですか?透けてますかね?
遠目から見た感じでは、パンツの筋こそ見えているものの、色とか柄が透けているようには見えません。
VANGUARDの道着と比べてみます。
上が今回の激安道着で、下がVANGUARDの道着です。
どうでしょうか?
パッと見、わからないですよね?
アップで見てみます。
ちょっと透けてるかな?
透けていないとも言えないし、透けているとも言い難い絶妙な程度の透け具合です。
ただし、確かに透けてましたが、もう一方の道着と比べてみて、より透けているかと言われたらそんなことはありません。
むしろ写真下のVANGUARDの道着の方が透けているように見えます。
ただ、今回の場合は、ヒップラインが強調されるようなポーズをわざと取った結果、これくらいの透け具合なので、普通に着て動いている場合はそこまで気にならないかもしれません。
実際、スパーリングで汗をかいている際に確認してみましたが大丈夫そうでした。
ただ、いずれにせよ、安い道着も高い道着も白色の場合は、多少なりともパンツの色が透けてしまうのは防ぎようがないでしょうね。
特にリップストップの場合は尚更。
パンツの色が透けるのが嫌な場合は白以外の道着を選ぶべきですね。
先ほどのAmazonのランキングで1位が白道着ではなく青道着なのは、そういった理由も隠されているのではないでしょうか。
実際、青道着は汚れが目立ちにくいし、下着の色が透けたりすることもないのでいいですよね。
ちなみに菜々緒ポーズの写真は全て嫁に撮ってもらいました。
いつも『ブログ用の写真を撮って』とお願いすると露骨にめんどくさそうな反応をされるのですが、何故か今回ばかりはノリノリで写真撮影に付き合ってくれました。
身を呈して、様々な角度から私のケツの写真を撮ってくれます。
写真を撮ってもらっている際、私はポージングをしているので嫁の方は見ていませんでしたが、後々撮ってもらった写真を確認したところ、私のパンツよりも嫁のパンツの方がクッキリと浮き上がっていました。
なにしとんねん。⇦
ちなみに、さすがに嫁のパンツが浮き出ている写真をブログにアップするのはまずいと思い、嫁に確認を取ったのですが、『(アップしても)全然ええよ』とのことでした。
なんでええねん。⇦
ジャケットもさすがに安っぽいけど、、、
道着の一番重要な部分と言っても過言ではないジャケットですが、さすがに安っぽい感じはあります。
実際に着てみると、丈夫で耐久性が高そうに感じますが、ちょっと生地が薄めです。
ただ、腕や肩を動かしてみた感じ、動かしにくさなどは全く感じないので、その辺は問題ないかと思います。
アップで見るとこんな感じ。
安っぽい作りではありますが、5000円なら許容範囲ではないでしょうか?
袖の返しの部分もしっかり縫製されていて問題ありません。
帯はゴミ。
中華製の激安道着にしては、想像以上のクオリティです。
もっとペラペラで引っ張ったらすぐに破けてしまいそうな生地かと思いましたが、意外としっかりしていて、スパーリングとかで使うのも問題なさそうです。
ただ、付属品として一緒に入っていた帯はゴミでした。
まず、買ったばかりの新品なのに帯に謎の茶色い汚れが付着していました。
(うんこ??)
一瞬マジでうんこによるシミかと思い、恐る恐る鼻を近づけてみた結果、うんこの臭いはしませんでした。
そりゃそうですよね、いくら中国製といっても、買ったばかりの物にうんこがついているわけないですよね。
一安心です。
じゃあ、この薄汚い茶色は何の色なのか気になるところですが、そもそもこの汚れを差し引いても、帯の厚みが薄すぎて、とてもじゃないですが練習でも使えないので、その辺はあんまり気にしないことにします。
(帯細すぎ問題。右側が今回の道着に付属されていた帯。)
写真では伝わりにくいかもしれませんが、めちゃくちゃ細いです。
普通の帯の半分くらいの厚みです。
この道着自体が、柔術の試合に出れるように作られている物ではないので、試合規定の帯と比べて多少違いがあるのは当然ですが、ここまで細いと、帯を使った技などの練習をする際に感覚などが異なってしまうと思うので、さすがに使えないかなと思います。
帯は別で用意したほうが無難ですね。
スパーリングで着れるのか?
とりあえず自宅で着てみた感想としては、多少気になる点はあるものの、全体的に想像以上のクオリティでした。
帯は速攻でゴミ箱行きでしたが、道着自体は普通に着れます。
ただ、やっぱり実際にスパーリングで使ってこその柔術着です。
強い力で襟や袖、パンツを引っ張られたりして、このうっっすい道着が破れたりしないか心配で仕方ありませんが、実際にスパーリングで着てみました。
3分を10本くらい、結構ガチンコなスパーリングもこなしましたが、耐久性については全然問題なく大丈夫そうです。
襟や袖は普通に丈夫ですし、破れやすそうなパンツに関しても全然問題ありません。
ラペラをガンガンに引っ張られても上着が破けるなんてことはありませんでした。
中国製の激安道着なんて聞くと、それだけで一瞬で使い物にならなくなるのでは無いかと思ってしまいがちですが、全然心配無用でした。
ただ、一点だけ気になったことが、パンツがずり上がった際に戻りにくいこと。
普通に履いた際にはパンツのサイズはぴったりなんですが、脚回しなどをして一回パンツがずり上がると下がってきません。
自分は良いにしても相手にとってはパンツが短すぎるのは大問題なので、この点だけは少し気になるところです。
こと耐久性に関しては、ガンガン使っても全く問題なさそうです。
総じて値段以上でコスパ良好のおすすめ道着です。
激安道着ですが、耐久性はバッチリで動きやすさに関しても何の問題もありません。
高い道着と安い道着の違いは、わかる人が着れば明らかな違いがあるのかもしれませんが、普通に練習して柔術を楽しんでいるくらいのレベルであればそれほど価格の違い程のクオリティーの差はないでしょう。
道着の説明書でよくある『〇〇素材を使っていて快適な着心地』とか『襟を持たれても切りやすいような作りになっている』といったような道着の特徴などは一切ありませんが、こと練習用と考えたら、これ以上の柔術着はないのではないでしょうか?
他の安価な道着と比べても値段は半額程度でコスパ抜群です。
少し怪しく感じるくらい値段の安い道着ですが、個人的には値段以上のクオリティでコスパ良好かと思います。
練習用として安価な柔術着を探している方は是非試してみてはいかがでしょうか?
↓今回紹介した激安柔術着のリンクはこちら。
【柔術着】柔術衣3点セット(ホワイト)ブラジリアン柔術着 全9サイズ (A0(152-162CM))
この道着を着てガンガン練習しちゃいましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
追記
この記事を公開した後に、読者の方から『安い道着を昔買ったことがあるけど、安いからか、洗濯によってかなりサイズが縮んでしまった』といったコメントをいただきました。
安い道着で気になるのが伸縮率と色移りなんですが、その後めっちゃ縮むとかはないでしょうか?(色移りは白道着なんでわからないかなと思ってます)
— 趣味de柔術 (@de49473971) January 30, 2022
この記事を更新してからも普通に練習に使用して、合計で言うと10回くらいは洗濯したでしょうか?
約10回洗濯したサイズ感がこちらです。
伝わりますかね??
写真では伝わりにくいですよね、すみません。
比較しやすいように同じ視点からの写真をしっかりとっておけばよかったと反省です。
結論から言うと、最初に洗濯した時から比べてもほとんど縮んでいません。
届いたばかりの、いわゆるサラピン状態で着てみた時と比べると、袖なんかは多少縮みはしたものの、普通に問題なく使用できます。
ちょっと短いかな?
ただ、私の持っている他の道着で同じポーズをとってみても、同じくらいの袖の長さになるので、他の道着と比べて異常に縮みやすかったりすることはありません。
パンツはリップストップなので、そもそも縮む心配もありませんね。
以上、洗濯による縮みに関する追記でした。
結構タイトなサイズ感の道着なので、ゆったり目に着たい人はワンサイズ上を購入するのをおすすめします!
最後に
この他にも当ブログ『BJJMONSTER』では柔術に関する様々な記事を更新中です。
柔術着に関する記事も他に多数ありますので是非そちらもお読みください!
もう少し予算をかけられるなら、KINGZやFUJIの道着がオススメです!
10000円ちょっとで質感も良いです。
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