突然ですが、皆さんに質問です!
一番強い格闘技と聞いて、どの格闘技を思い浮かべますか?
実は先日、義理の兄が習い事を始めようと思ったらしく、柔術や格闘技について色々と聞かれたんですね。
その際に一番真剣に聞かれたのが『どの格闘技が一番強いのか?』という質問です。
『相撲が一番強い』
『柔道家に組まれたら、路上では即死』
『組まれる前にKOすれば終わりだからボクサーが最強』
『ダメージが全て0だからシステマが最強』
などなど色んな意見があると思いますが、やっぱりなんだかんだ言って、
最強なのは何でもアリの『総合格闘技』なんでしょうか?
まあ、『総合』格闘技というくらいですからね。
打撃も寝技も全て含まれての総合ですから、最強とされていてもおかしくはないでしょう。
ただ、寝技しか経験のない人間からすると、いくら総合格闘家が強いと聞いても、
『寝技にさえ持ち込む事ができれば柔術家の方が強くね?』って思っちゃうんですよね。
『寝技の格闘技なんだから、寝技だけなら総合格闘家よりも強いのは当たり前だろ』
そんな声が聞こえてきそうですが、総合格闘技でも他のどんな格闘技でも寝技が含まれているルールなら、一瞬で寝技に持ち込んで余裕で勝てるのではないか?
いやむしろ、寝技でワンパンじゃね??柔術家が最強でしょ?って思ってます。
私は現在紫帯ですので、柔術の黒帯には流石に敵いませんが、柔術家以外を寝技でひれ伏させる事くらいは朝飯前でしょう。
そこで、総合格闘技の選手と一回練習してみたいと考えていたんですが、
柔術しかやった事のない自分には、ほとんど裸で行う総合格闘技は流石に不利かなって思ったんですね。
だって、柔術って柔術着を使って行う寝技の格闘技なんだから、柔術着がなかったら何にもできないんですよね。
(ただ自分がグラップリングができない雑魚なだけです、すみません。)
じゃあ、どうしたものか?と考えていたら、丁度良い格闘技が頭に浮かびました。
道衣を着て行う総合格闘技があるんです。
『空道』です。
皆さん、『空道』って聞かれたことはありますか?
初めて聞いたっていう人も多いかも知れませんね。
簡単に説明すると、空道とは道衣を着て行う総合格闘技のような武道で、『殴る、蹴る、倒す、ひっくり返す、絞める、極める』など基本的には何をやってもOKな格闘技です。
『道衣を着た総合格闘技』
そう、道衣を着たままっていうのがポイントです。
寝技アリなら何でも勝てると言いつつ、道着がないのは厳しいとワガママを言っている私にとって、最もふさわしい格闘技こそ空道ではないでしょうか?
まさに今回の企画にピッタリの格闘技ですので、早速空道の練習に参加させてもらうことにしました。
実は、私の柔術仲間の一人に空道家の羽島俊洋さんがいます。

羽島さんには以前、当ブログの柔術家インタビュー企画第4弾のゲストとして登場していただきました。
空道と柔術について語ってもらっていますので、こちらも是非お読みください。
このインタビューを行った際に、是非空道の練習にも一度参加したいと伝えていたのですが、その際に好反応を頂いていたので早速連絡してみることにしました。
ちょっと変わった人?なんですが、空道では黒帯二段の実力の持ち主で、指導者としても活動されているので、まぁ大丈夫でしょう。
先日はインタビュー企画に登場していただいてありがとうございました!
ということで、早速翌週に体験に行くことに。
柔術家の自分の本当の実力を試す時が来た。
謎の高揚感と共に、初めて体験する打撃に少しワクワクしながら当日を迎えました。
目次
ー体験当日ー
迎えた体験当日。
練習は尼崎にある、ベイコム総合体育館の柔道場にて朝9時より行われました。

本日は体験参加、よろしくお願いします!
稽古は15分後くらいから始めますので、それまでゆっくりしておいてください。
ということで、早速挨拶を済ませてしばし待機します。
聞くところによると、今日の練習はベテランメンバーの方が中心らしく、バリバリ試合に出るような、いわゆる『選手』はいないとのこと。
『打撃有りの格闘技の中で、自分の柔術がどれくらい通用するか試すのに最適だな。。。』
なんてことを考えているうちに、あっという間に稽古開始の時間となりました。
ウォーミングアップから既にキツイ
早速ウォーミングアップから始まったんですが、、、、、
空道の稽古、ナメてました。
最初のウォーミングアップからかなりキツイです。
アップはストレッチや柔軟体操から始まったので、『楽勝だな〜』なんて思っていたら、
急に指立て伏せが始まりました。←
『え、ちょ、待って、、聞いてないんだけど、、、、
腕立てならまだしも、指立てって無理じゃね?』
と思っている私を尻目に、他の皆さんは指立て伏せを楽々こなしていきます。
あれ、ベテランメンバーが中心で、バリバリやっている人はいないって言ってなかったっけ、、、、?
、、、、、???
指立て伏せなんてほとんどできないのですが、流石に休んでいるわけにもいかず、
なんとか食らいついて指立てを終えました。
が、しかし、、、、
片手での腕立て伏せが始まりました。←
ようやく指立てが終わったと思いきや、まさかの片手腕立て伏せ。
自慢と言っちゃなんですが、私結構身体を鍛えていて上半身は割と筋肉がついています。
腕立てや背筋は普段からよくやっていて結構鍛えているつもりです。
そんな私でも、指立て伏せはなんとか騙し騙しできたものの、片手腕立て伏せなんて全くできません。
流石にこれは他の人達も無理だろうと思って、そろ〜っと周りを見てみると、ベテランメンバーの皆さんは涼しい顔で片手腕立て伏せをこなしています。
マジかよ、、ヤベエところに来てしまったな。。
と思いつつも、稽古中にサボるわけにはいかないので、必死に食らいつきます。
プルプルと震えながら、産まれたての子鹿ばりにミリ単位の上下動を数回繰り返したタイミングで、羽島さんの『気合い入れてぇぇぇ!!!』の声が飛び、心が折れそうになるも、なんとか片手腕立て伏せを終えウォーミングアップが終了しました。
待ちに待った対人練習
アップ終了後は打撃の基本練習を行ってから、対人練習に移ります。

初心者の私には、羽島さんがつきっきりで教えてくれることに。
まずは蹴り技『右ミドル』から教わります。
流石、黒帯二段で指導者ともあって、教え方が非常に丁寧です。
蹴りなんてやったことのない私でも、今すぐにでも右ミドルが蹴れそうな気になってきました。
まずは僕が見本で軽く蹴りますので、ミットで受けてみましょうか。
人間が何か新しいことを覚える際は、『実際に体験してみる』ことが大切です。
特に、新しいことを覚える際には『人がやっているところを見て学習して、その後に実際にやってみて体験する』ことでスムーズに学習することができます。
仕事でも全く一緒ですよね、新入社員が何か新しい仕事を覚える際には、まず先輩の仕事を見て、それから真似して体験してみることが大切です。
いわゆるOJT(On the job training)ってやつですよね。
ミットをしっかり持っていてください。
この時、一瞬嫌な予感がしたのですが、私の第六感は正常に働いているようでした。

!!!!!!!?????????
鉛のように重い蹴りが飛んできました。←
どうしても画像では100パーセント伝わりませんが、バチーーンという大きな音と共に、両腕に衝撃が走り、後ろまで身体が吹き飛ばされそうになりました。
蹴られてから数十秒たった今でも前腕がメチャクチャ痛いけど?)
蹴りの時は、どんな事を意識して、、、?
グイグイ迫ってくる羽島さんを前に、二連続で今の蹴りを受けるのはヤバイと本能が危険を感じたのか、口からスラスラと質問が出てきて、なんとか連続で蹴りを受けるのを避けることができました。
もう既にこの時点で気づいたのですが、打撃って半端ないですね。
今まで打撃を経験したことのなかった自分からすると、多少殴られたり蹴られたりしても大丈夫だし、ましてや蹴りが来たらキャッチしてテイクダウンに行く絶好のチャンスだと思っていたんですが、体験してみてわかりました。
ミドルキックをキャッチなんて絶対無理です。
打撃を真剣に練習すればできるようになるのでしょうが、少なくとも素人がキャッチを狙うと確実にあばらがイキます。
殴った自分の拳が痛い
そんな事を考えているうちに、無事あばらが折れることなく時間が過ぎ、攻守交代となりました。
先ほども言及した通り、羽島さんは流石黒帯二段ともあって教えるのが非常に上手く、
打撃素人の私でも、なんとなく形になった強い蹴りやパンチを打つ事ができるようになりました。
ただ、蹴った後の足と、殴った後の拳がメチャクチャ痛いです。

ただ、蹴った後自分の足がメチャクチャ痛いんですが、どうすればいいんですかね?
ただ、パンチも殴った後、自分の前腕が痛いです!
殴った側なのに、拳が痛いなんて、、
分厚いグローブをしているボクサーが、空道や総合なんかの薄いグローブをすると拳を折ったりすることも多いです。
僕も一度拳の骨を折ったことがあるのですが、それ以降は拳そのものを鍛えるようにしています。
拳ってどうやって鍛えるんですか?
僕の場合は、百均で買った木のお皿があるのですが、それを車に置いておいて、信号待ちの度にそれを殴るようにしています。
車で信号待ちになるたびに、皿を殴っているんですか、、、?
機会があればやってみます。
一生やることはないでしょう。
全く参考にはなりません。←
その後、軽くメンバーの皆さんにスパーリングをしてもらったんですが、打撃と寝技の組み合わせって想像以上に難しいんですね。
何が難しいかって、寝技オンリーの私からすれば、相手と近づきたいのですが、近づこうとしたら打撃を合わされるだけでなく、巧みなステップワークで絶妙な距離を取られ続けます。
仕方ないので教わったばかりのパンチとキックを出そうものなら、容易にいなされます。
軽めのスパーの時点で、空道(なんでも有りの格闘技)の恐ろしさがわかりました。
『自分の実力を試したい(キリッ)』
『他の格闘技の人が相手でも寝技に持ち込んでワンパンできる』
と言っていた自分が絶妙に恥ずかしくなってきます。
『今後は、空道家や総合格闘家をはじめ、全ての格闘技を尊敬しよう』
なんてことを考えている間にマススパーの時間が終わりました。
ここからは稽古も終盤で、最後はスパーリングの時間です。
体験前は、スパーリングにも参加して、空道家を相手に寝技に持ち込んでワンパンしてやろうと思っていたものの、体験した結果、自分がワンパンされる未来が容易に想像できたので、いい感じの言い訳をしてスパーリングの参加を見送りました。
是非参加したいのですが、ちょっとブログ用の写真もまだまだ何枚か撮りたいので、見学しながら写真を撮ろうかと思います!
是非ご自由に沢山写真を撮ってください!
ここからはヘッドギアを装着して、皆さん真剣な表情に変わります。

スパーリングの時間は1分半。
皆さん真剣モードで、そこらかしこで『バチッ』とか『ボコッ』といった痛そうな音が聞こえてきます。
中でも特にピリピリした空気感を漂わせているのが羽島さん。
打撃と寝技を組み合わせた、超激しいスパーが繰り広げられています。

壮絶な殴り合い。
もうね、お互いに顔面を殴り合っています。
ただ、打撃だけじゃなく、寝技も激しい。
空道は柔術と違って寝技の攻防に時間制限がある分、寝技の攻防が激しいのなんの。
一回の寝技の時間は30秒。
かなり短い時間なので寝技の攻防になった瞬間、ものすごい緊張感が走ります。

30秒で極めないといけないので、攻撃側は速攻で極めにいきますし、緊張感ピリピリ。
柔術で寝技のスパーリングは見慣れている私からしても、空道の寝技は全く別物です。
(メチャクチャ激しくて迫力のあるスパーリングが繰り広げられます。)
今日は試合に出るような選手はいないと聞いたはずですが、どういうことでしょうか?
この人が一番『選手』でした。←
参加しなくてよかったです。
その後は、スパーリングを最後まで見学させていただいて稽古終了。
稽古終了後は、軽く寝技オンリーのスパーリングを皆さんと行い無事体験が終了しました。
検証結果
『最強格闘技の呼び声高いブラジリアン柔術で紫帯なら、寝技有りの格闘技どんなルールでも勝てる説。』
結果としては、スパーリングをするまでもありませんでした。
柔術の寝技があれば、どんな格闘家が相手でも寝技に持ち込んで勝てると思ったのですが、着衣総合格闘技『空道』を体験してみることによって、その儚き幻想は打ち砕かれました。
YouTubeに空道の試合のハイライト映像がありました。
まあ、エグいですね。
空道こそ最強の格闘技といってもいいのではないでしょうか?
打撃と寝技、双方含まれている格闘技が最強でしょう。
実際に自分が体験することで身を以て体感することができました。
あと、やっぱり羽島さんは変人でした。(いい意味で)
今後、全ての格闘家を尊敬すると同時に、格闘技素人の方に『最強の格闘技は何?』と聞かれた際は、打撃と寝技の両方ある格闘技が最強だと答えるようにします。
ただ、世の中には様々な種類の格闘技がありますよね。
打撃と寝技がある格闘技も、空道以外にも日本拳法などがそれに当てはまります。
あなたはどの格闘技が最強だと思いますか?
勿論、路上なら戦うよりも、大声を上げて一目散に走ることが一番ですが、どの格闘技が最強か?を考えてみるのも一つのロマンで楽しいですよね。
是非あなたの意見をコメントor引用リツイートで教えてください!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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また、今回協力していただいた羽島さんはnoteで文章を書かれています。
面白かったり感動したり、引き込まれる文章を書かれているので、是非そちらもチェックしてみてください!