先日行われたRIZIN27。
全体を通じて濃い内容の試合が多く、グラップラーが活躍したこともあって、
柔術愛好家の私としては大満足の大会だったのですが、一点だけ気になったことが、
スダリオ剛選手の暴走事件です。
スダリオ選手は宮本選手を秒殺。
試合時間わずか数十秒。
宮本選手が本当に練習して仕上げてきていたのかが疑問に残るところですが、
それはそれで別問題です。
コトの発端はスダリオ選手が宮本選手を秒殺KOした直後。
スダリオ選手がパンチを当てて、完全に宮本選手からダウンを奪った瞬間、
すかさずレフェリーが試合を止めた、までは良かったものの、
完全にゴングが鳴っているにも関わらず、あろうことかスダリオ選手はそんなことお構いなしといった様子で宮本選手を殴り続けました。
スダリオはもうRIZINでは手に負えんわ#RIZIN27
— ドナルドダックの左ジャブ (@UcesuAWHYuiDvSB) March 21, 2021
レフェリーがスダリオ選手を宮本選手から引き剥がそうとしているにも関わらず、殴り続けています。
これには格闘技ファンからも非難集中。
スダリオ剛に関しては元からこういう人間です。あんな人間が優しくなる訳がない。
— Shoga-yaki (@MMA_YAKI_JP) March 21, 2021
レフリー止めた後に殴る。
相手セコンドがちょっと小突いたらエンセンガチ切れ。判定。スダリオと陣営が悪い。というか悪。
ちょっと小突く気持ちは汲まれるだろあれは。ドデカイヤツがレフリー止めた後に殴ろうとしてんだぞ。
ふざけんな
— 悪魔仮面おっちーさん (@akumakamen) March 21, 2021
やっぱこいつダメだな
ちょっと軌道乗ってきたからって調子乗ってんだろ
スダリオ#RIZIN27— ☠️サイタマの死神☠️ (@saitamanJP) March 21, 2021
しかもそれだけで済まずに、リング内に両チームのセコンドが入り乱れての大乱闘まで起こる始末。
大会全体としては非常に良かったものの、この試合にはかなりがっかりさせられました。
本人の試合後インタビューによると、試合前から散々非難されたり、煽られたりしていたこともあって、かなりイライラしていたようですが、この行為は許されないでしょう。
格闘技は喧嘩ではなくスポーツです。
スポーツである以上、ルールの元に行われるべきです。
ルールの元に行われる以上、レフェリーが試合を止めた時点で、
どれだけ感情的になっていようが相手に対して攻撃を加えたりしてはいけません。
レフェリーが試合を止めた直後に、勢い余って一発だけパウンドを打ち込んでしまった程度なら100歩譲ってまだ理解できますが、今回の場合は一発どころか何発もパンチを打ち込んでいます。
明らかなルール違反なので今後RIZINに継続参戦できるかどうかも微妙でしょう。
昔、山本KIDが同じような行為を行なっていました。
画質悪いですが、最後まで動画をご覧ください。
完全に意識を失っている相手に対して舌を出しながら殴り続けて大乱闘。
明らかなルール違反で、120日間のライセンス停止(試合に出れない状態)処分が下りました。
今回の一件によって、何らかの処分が下されることは間違いないでしょうが、KID選手が120日間の出場停止で済んでいるのでそれ以上の処分が下ることは考えにくいでしょう。
相撲から総合格闘技に転向して、久々に日本にトップレベルの重量級ファイターが現れたということで、彼に期待していた格闘技ファンも多かったと思いますが、今回の一件で多くの格闘技ファンの期待を裏切ってしまったことは間違いないでしょう。
今回のRIZIN27開催の前には、RIZIN公式YouTubeチャンネルでスダリオ選手の特集動画が公開されている事からもその注目度の高さと期待が伺えます。
中には、今後永久追放すべきという声も上がっていますが、
今後どのような処分が下るのでしょうか?
はたまた処分はなく、今後も普通に試合に出続けられるのか?
スダリオ選手の今後に要注目です。