こんにちは、BJJMONSTER管理人のトミショーです!
今回のブログはテクニック動画の解説です。
取り上げるテクニックは、個人的に最近ハマっているフットロックについて。
餅は餅屋という言葉があるように、やはりその道のことは専門家に聞くのが一番でしょう。
フットロックといえば、最近はマイキームスメシやアイザックドーダーラインなどの選手が得意技としていますね。
柔術界のフットロッカーといえば彼らですが、やはりフットロックといえばノーギ、グラップラーの真骨頂ではないでしょうか?
ノーギ・グラップラーでフットロックを得意としている人はとても多いですが、
今回はグラップラーを代表するフットロッカーのディーンリスター選手からフットロックを学びたいと思います!
目次
ディーンリスターって誰よって話。
グラップリング界を代表するフットロッカー、ディーンリスター!!
と言っても知らない人がほとんどですよね。
(画像はWikipediaより拝借。)
実は僕もつい最近まで知りませんでした。
おそらく、僕と同じように柔術だけやっている人は知らない人も多いんじゃないでしょうか?
YOUTUBEで『フットロック』と検索すると、この厳つくてゴツゴツしたゴリラみたいな人の教則動画が沢山出てくるので何者かと思って検索してみたところ、なんとこの人、元総合格闘家でグラップリングの大会の最高峰ADCCで優勝経験のある黒帯柔術家とのことでした。
僕が知らなかっただけで超有名人みたいですね(汗)
柔術がバックボーンの総合格闘家・グラップラーということもあり、
やはり寝技を得意としていて、特に足関節のフィニッシュを得意としているようです。
優勝したADCCでの決まり手も足関節が多め。(Wikipedia参照。)
これだけフットロックを得意としている人から教われるなら説得力抜群です。
早速ディーンリスターが教えるフットロックについて動画を見ていきましょう!
ディーンリスターが教えるストレートフットロック。
今回紹介するのはこの動画。
まずは動画を見てください。
ストレートフットロックって単純な力技のようなイメージを持ってしまいがちですが、
意外や意外。超繊細で意識するべきポイントがとても多い技なんです。
(動画時間8分で細かいポイントまで教えてくれています。)
ざっとポイントをまとめるとこんな感じ。
相手の足首を掴む位置
ギロチングリップ
自分の前腕を当てる位置も超重要
全身の力を使うこと
順番に一つずつ確認していきましょう。
相手の足首を掴む位置は?
まず大切になってくるのが、相手の足のどこの部分を狙うのか。
相手の足首よりも高すぎてもダメだし、低すぎてもダメで以外と難しいんですよね。
アキレス腱と踵の骨のちょうど境目の部分。
具体的には相手の下腿(ふくらはぎ)に先にグリップを作ってしまって、
そこからグーッと下にグリップをずらしてきて自然に止まるところが狙うべきポイントです。
一番最初のポイントですが、ここがズレてしまっていると、他のポイントが正解でも極まらなかったりするので以外と超重要なポイントです。
ギロチングリップが重要
掴むところがわかったら、後はどのように掴むかがポイントですね。
指は使わないので、掴むと言うと少し変な感じもしますが、ここでは便宜上掴むと表現させてもらいます。
意外とありがちなミスがこのグリップの作り方。
相手の足首は、ギロチンを仕掛ける時と全く同じ方法で掴みにいきます。
↓具体的にはこんな感じ。
力こぶが出るような感じで、こうやってグリップを作る人がいますが、これは不正解。
(これは不正解。)
ギロチングリップに比べて、力が伝わりづらかったりしてフットロックには向いていないグリップです。
これも慣れれば無意識のうちにできるようになりますが、最初は間違えがちなので、
フットロックはギロチングリップ!!としっかり頭に入れておきましょう!
自分の前腕を当てる位置も超重要
さあ、相手の足首を掴む位置がわかって、グリップの作り方もわかった。
じゃあ、後は体を伸ばして極めるだけ!
とその前に。
あと力を入れる前に重要なのが一点だけあります。
それが、自分のグリップのどの部分を相手の足首に当てるのか?
相手の足首を自分の前腕のどの部分で挟むのかも超重要です。
結論から言うと、相手の足首は自分の前腕の骨の当たる部分。
ちょうど腕の真ん中くらいでロックするのが理想です。
↓この辺くらい。
理由はロックした部分の『スペース』と『柔らかさ』だそう。
よくありがちなミスとして、深く相手の足首を抱えた方がいいと思ってしまいがちですが、
その場合、相手の足首に自分の前腕の筋肉の部分が来ることになるので、アタリが柔らかくなってしまうとのこと。
筋肉は骨に比べて柔らかいので、相手からすると骨が当たるよりも痛みが少なくなってしまうようです。
また、逆に相手の足首を掴む位置が浅すぎる場合。
自分の前腕ではなく、手首くらいの位置で抱えてしまった場合は、相手の足首と自分の脇の間にスペースが出来すぎてしまうのでこれもよくないそう。
最終的に、体を倒して相手の足を自分の脇の間に挟み込んでフットロックを極めるので、
スペースがありすぎると極まらないようです。
胸張る、足蹴る、体幹全身全てを使え!
後は力を入れて身体を伸ばすだけ。
ここからはパワーの要素もあるので、力が強い人が有利な面も多少はありますが、
上記のポイントをしっかりと抑えることが出来ていれば、力が弱くても極めれます。
自分の足で相手の股関節を蹴って固定して、体幹を伸ばして足を捻り上げちゃいましょう。
ちなみに、この時に足のフックをどうするかで悩みがちですよね。
ディーンリスターは、ワンレッグエックスのような形のいわゆるベーシックな形のフックを使用していますが、柔術では外掛けにならないように相手の膝裏にフックする形が無難でしょう。
要は、相手の股関節と膝関節を固定できているかどうかが重要なので、
どちらのフックの形でも相手の脚の動きを固定できるように意識することが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、誰もが知っている技であるストレートフットロックを取り上げました。
技の形は誰でも知っていますが、ポイントを知らないと実際に極めるのが難しい技ですね。
フットロックはガードからはもちろん、トップからでも一発で試合を終わらせることができる力を持った技なので是非身につけておきましょう!
繰り返し練習して自分のものにしちゃいましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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