こんにちは、BJJMONSTERです!
今回のブログのテーマは、強者に学ぶ。勝つために必要な最も大切なこと。です。
格闘技の世界には、勝者と敗者のどちらかしか存在しません。
ブラジリアン柔術も格闘技である以上、試合では必ず勝者と敗者が生まれます。
勝つか負けるか。普通に考えて誰でも勝ちたいに決まっています。
勝つために必要な事とは一体何なのか?
今回は、総合格闘家兼人気YouTuberとして有名な朝倉未来選手から学びたいと思います。
目次
いきなり結論。勝つために最も大切なことは準備と研究。
いきなりですが、結論です。
勝つために最も大切なことは、対戦相手のことを徹底的に分析、研究すること。
これに尽きます。
どうしても、勝つために大事な事っていう風に考えると、
こ自分の得意技を磨くとか。
スタミナ、パワーのフィジカルトレーニングとか
気持ちで負けない為に追い込みトレーニングとか
といった感じで、自分自身の能力の向上が一番大切だと思ってしまいがちですが、
実はそれは間違いです。もちろん、これらも大切なことに違いないのですが、
勝つ為に最も大切なことは、まずは相手のことをよく知ることです。
勝つためには頭を使うことが重要です。
ただ、闇雲に相手の映像などを見ればいいわけではなく、分析と研究では、
とにかく相手の映像を徹底的に見まくること。
相手の得意、不得意をしっかりと理解すること。
相手を過大評価しておくこと。
の3つが重要です。
順番に見ていきましょう!
相手の映像をとにかく徹底的に見まくることが大切。
なんといっても、一番大切なのがこの部分。
試合が決まったら、対戦相手の映像をとにかく徹底的に見まくることが大切。
ブラジリアン柔術の大会はトーナメント制なので、試合のエントリーリストが出たら、
まずは自分と対戦する可能性のある相手を確認して、試合映像がYOUTUBEなどに上がっていないか確認しましょう。
昔と違って、現在ではJBJJFの公式チャンネルなどで過去の大会の全試合を動画でチェックすることができます。
(試合映像参考例。YOUTUBEのJBJJF公式チャンネルの映像です。)
過去に対戦したことのある相手の場合は別ですが、初めて対戦する相手の場合、
ネットなどで名前を検索すると試合に出ている人の場合は、試合の出場歴や入賞歴が検索結果として出てくることが多いです。
そこから過去の試合映像を発見できるはずなので、見つけた場合は何回も徹底的に見まくりましょう。
例
①〇〇選手と対戦する可能性がある。
②〇〇選手の名前をネットで検索する。
③検索結果で試合の入賞結果などが出てきた。
④出場している試合の大会名をYOUTUBEで検索して試合映像を探す。
ここまですると、何度か試合に出ている人の場合は大概の場合、試合映像を見つけることができます。
仮に、対戦する相手がかなり頻繁に試合に出ている人で映像も沢山ある場合は、
なるべく時間の許す限り全ての映像に目を通すようにしましょう。
逆に、ここまでしても試合映像が見つからなかった場合は、あまり試合に出ていない相手の可能性があるので、同じ道場でよく試合に出ている人に、対戦相手の名前や所属先の道場について色々と聞いてみてもいいかもしれません。
JBJJF以外の公式の試合には出ていたりする可能性もあるので、まずは徹底的に相手をリサーチすることが大切です。
仮に、映像が見つからなくて、その相手と1回戦で対戦する場合、分析をするのは不可能ですが、2回戦以降で対戦する場合は、その相手の1回戦の試合の様子は必ず見ておくようにしましょう。
試合当日の動きなどは癖などが絶対に出るので、可能であれば自分と対戦する可能性のある選手の試合は全て見るようにすることが大切です。
相手の得意、不得意をしっかりと理解すること。
相手の映像をしっかりチェックしたら、ここからが分析研究の本番です。
やるべきことは非常にシンプル。
相手の得意と不得意を徹底的に頭に叩き込むこと。
例えば、相手がハーフガードを得意としているハーフガーダーの場合。
まずは、どのように組み手を作る癖があるのか、足の位置はニーシールドなのか、4の字で組んでロックしているのか?
まずは相手のハーフガードの基本姿勢を頭に入れておいて、そこからニースライスや、にーカットパスなどのアタックにどのように対応しているのか見ましょう。
沢山試合映像を見ていけば、その人がパスを仕掛けられている映像も見つかるはずです。
その中でも、問題なく処理しているアタックと、処理するのに手間取っていたり、パスされているアタックもあるはずなので、そこの得意不得意まで頭に入れておくようにしましょう。
そしてもう一つ知っておきたいのが、相手がどのようにアタックしてくるのか?
ハーフガードからスイープを狙ってくるのか、バックを狙ってくるのか?
どのスイープを狙ってきて、そこからどのアタックに繋げてくるのか?
最低限、このくらいまで頭に入れておくことができれば、かなり心に余裕を持って試合に臨むことができます。
相手を過大評価しておくこと。
もう一つ、分析において大切になってくるのが、相手を過大評価しておくこと。
例えば上の例で言うと、
相手がハーフガーダーで、ニーシールドを主体にガードを作っている。
ニースライスの処理が上手くなく、何度かパスガードされている。
ハーフからは、スイープ狙いでスイープ後、そのまま噛みつきパスを狙ってくる。
といった感じでここまで具体的に相手のスタイルがわかった上で、
さらに相手が自分の予想の上をいっていることを想定しておきます。
例えば、相手のスイープの際の力が化け物並に強くて、おそらくスイープされてしまうといった展開や、ニースライスの処理に問題がなくなっていて、ニースライスだけではパスできないといったように、相手を実際よりも強く見積もっておくことが大切。
そうすることで、実際に対戦した際に余裕を感じることができますし、
試合前までの対策にも工夫をすることができます。
分析、研究と同じく重要な準備について。
ここからは、分析と研究と同じくらい大切な準備についてです。
格闘技における試合の準備は、主に肉体的な準備と精神的な準備の2つに分かれます。
準備もシンプル。規則正しい生活が全て、格闘家はコンディショニングが命。
健康的で規則正しい生活を送ること。
結局はこれが全てで、試合に向けての最高の準備の仕方はいつも通りです。
早寝早起きで、しっかりと睡眠時間を確保する。
食事に気をつけて、栄養のあるものを適量食べる。
週に1日はトレーニングを休んで積極的に体を休める。
ごくごく一般的に理解されているトレーニングにおける大切な事と同じです。
逆に言うと、普段から健康的で規則正しい生活を送れているかがポイント。
睡眠時間が足りていなかったり、体に悪いものばかりを食べていたり、休みを取らずに毎日きついトレーニングばかりをしていたりするとコンディショニングは良くなるどころか悪くなる一方です。
普段から規則正しい生活ができていると、それだけで良好なコンディションを保つことができるので、当たり前のように思えてこれは非常に重要です。
試合に向ける肉体的な準備で特別なことなんてありません。
普段から規則正しい生活ができているかどうか?
まずは自分の生活を見直すことから試合に向けた準備を始めることが大切かもしれません。
準備については、何も朝倉選手に限ったことではなく、サッカーの本田選手など、結果を残しているアスリートの多くが準備の大切さを語っています。
チャンスをものにしたり、結果を残している人に共通していることは、
チャンスが来た時に、そのチャンスをしっかりと掴めるように常に準備していることなのかもしれません。
まとめ。勝つ人はみんな頭を働かしている。
いかがでしたでしょうか?
試合で勝つためには、ただがむしゃらに頑張ればいいのではなく、
頭を使って、対戦相手のことを分析研究することが大切だと言うことがわかりました。
サッカーの世界では、ボールを動かせ!ボールは疲れない。といった名言があります。
これは、人間が走るのは体力的に限界があり、いつか止まってしまうが、
頭を使って人間ではなく、ボールだけを走らせるようにすれば、
ボールは疲れることがないのでいつまでも走り続けることができるといった意味の言葉です。
ただがむしゃらに走り回るのではなく、頭を使って考えながらプレーすることが勝利につながると言うことですね。
格闘技、ひいては柔術においてもただがむしゃらに頑張るのではなく、頭を使って考えながら練習、準備をすることが勝利に繋がることは間違いなさそうです。
コロナウイルスの影響により、当分はブラジリアン柔術の試合は開催されないことが予想されますが、この期間でも練習に工夫をしたりすることで十分に強くなることは可能なはず。
規則正しい生活を心がけて、頭を使って考えながら練習に取り組み、強くなることを目指しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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