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柔術界における一撃必殺!エスティマロックについて考えてみた。

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こんにちは、BJJMONSTERです!

ハサミギロチン!!絶対零度!つのドリル!!

いきなりすみません。

ポケモンをやっていた世代の人はこの言葉に恐怖心を抱く人もいるのではないでしょうか?

そう、全て一撃必殺の技名ですよね。

どんなに力の差があっても、一撃必殺はポケモンの世界では恐怖でしかなかったですよね。

毎回決まるわけではないが決まれば一発で勝負が決まる、一か八かの大技です。

今回のブログのテーマは、何を隠そう柔術における一撃必殺エスティマロックです。

何も一撃必殺はゲームの中だけのものではありません。

柔術においても一撃で試合を決めることができる技が存在します。

柔術界での一撃必殺!エスティマロック!〜トップからの一撃必殺〜

一撃必殺っ!!て言っても、柔術では以外と沢山ありますよね。

担ぎパスに対するノーアームトライアングルとか、パスに対する腕十字のカウンターとか。

トミショー
トミショー
もうすぐパスだ!と思って攻めれば攻めるほどカウンターを食らってしまうやつ。

基本的に上からパスしにくる相手に対して、ガードからのカウンターのような形の一撃必殺が多いと思うのですが、トップからでも一撃必殺は狙えます。

トップからの一撃必殺といえば、やはりエスティマロックしかないでしょう。

エスティマロック。

知っている人も多いと思いますが、知らない人のために簡単に説明すると、

エスティマロックとは、

こトップから足関節を極める技で

RNC(リアネイキッドチョーク)の組手で足を抱えて、

そのまま体を伸ばして相手の足首を極める技

のことを指します。

言葉で説明するよりも、実際に動画を見てもらった方がわかりやすいかな?

↓こんな感じ。

エスティマロックの達人こと、エドウィンナジミが試合で極めた際の映像。

エスティマ本人の映像じゃないんかい。←

具体的には、相手がリバースデラヒーバや、ラッソーガードをしている際に狙うフットロックですね。

まさしく一撃必殺といった感じで、形に入ればほぼ確実にタップを奪える技です。

(タップしなければ足がぶっ壊れます。)

トップからの足関節で試合が決まることは以外と多い。

トップからの足関節で試合が決まることって以外に多いです。

色んな試合を見ていると、沢山映像が見つかると思いますが、

その中でも個人的に印象に残っている試合映像3つを順に紹介します。

本家炸裂。クラウディオエスティマvsクラークグレイシー

オモプラータの神こと、クラークグレイシーがエスティマロックを食らった試合。

さすが本家。

最初からエスティマロックしか狙っていないかのような組手の作り方です。

つか、最初から全然パスしようと思ってませんね。完全に足関狙い。

よっぽど自身があるのでしょう。

超ビハインドからの大逆転。グラント選手vs松田涼太選手

個人的に最も印象に残っているのがこの試合。

この試合は国内トップ選手同士の対決となり、注目の一戦でしたが、

試合は序盤にベリンボロからバックを奪われて、ポイントで大量リードを許していたグラント選手が、中盤にトップからの足関節で一発逆転の大勝利。

フィニッシュがカメラの死角になっていて残念ですが、デラヒーバに対するカウンターのフットロックですね。

エスティマロックではありませんが、絶体絶命の状態からの一発逆転。

まさしく一撃必殺です。

最新?今年行われたヨーロピアンでのエスティマロック。

最後に紹介するのがこの試合。

先日行われたヨーロピアンで、茶帯の選手が極めたエスティマロック。

これも、お互い上下が入れ替わったり、リバースクローズドガードのような形で膠着したりした後に、一瞬オープンガードになって、下の選手が油断した瞬間に極まっています。

トミショー
トミショー
極められた選手は痛みのあまり飛び上がって叫んでいます。。。

怖すぎ。

一撃必殺が有効な場面は意外と多い。身につけておいて損は無し

極められた相手が叫びながらタップするほどの破壊力。

足関節の一撃必殺は強力です。

ただ、使える場面が限られているように思うかもしれませんが、

意外と、トップポジションの様々な位置から一撃必殺は狙えます。

例えばレッグドラックや50/50なんかは代表的な例。

YOUTUBEで検索するといっぱい動画が出てくるので、興味のある人は是非調べてみてください。

これだけ使える場面があるなら身につけておいて損はありませんね。

具体的な有効な場面

様々な場面で狙えるエスティマロックですが、代表的な状況が下の2つ。

試合開始直後、相手が引き込んできてオープンガードの場合。

試合中盤〜終盤、トップから攻めていてパスできそうにない場合。

順番に見ていきましょう。

試合開始直後に、相手が引き込んできてオープンガードの場合

まず狙えるのがこの状況。

相手が引き込んできて自分がトップポジション。

この時に、相手がまだ組み手を完全に作れていないオープンガードの状態なら狙い目です。

足に意識がいっていないうちに組み手を作ってグイッといっちゃいましょう。

トミショー
トミショー
上手くいけば秒殺できるかも?

試合中盤から後半、トップから攻めているもののパスできそうにない場合

この状況でも使えます。

特に、試合の中盤以降で自分がトップから攻めている状態。

この状況でポイントが同点だったり、ビハインドだったりすると、

この時点で相手のガードを数分間パスすることができていない状態なので、

そのままズルズルと時間だけが過ぎてしまうと試合に負けてしまいます。

こんな時こそ一発逆転技のチャンスです。

足がよく効くガードプレイヤーは厄介ですが、その分足関節の狙い目が十分です。

特に、リバースデラヒーバやラッソーガードを作られている場合は狙い目です。

組み手を作ってグイッとイっちゃいましょう。

試合中はどんなに劣勢でも諦めてはいけません。

例えパスできなかったり、ポイントでリードを許していても、

一発逆転のチャンスは常にあります。

最後まで全力でチャンスを掴みにいくことが大切。

ちなみに、試合における戦術や、試合の進め方などを学びたい方は、

ブラジリアン柔術・必勝戦術バイブルを読むことをオススメします。

柔術の試合でよくある状況における疑問に対する答えが細かく載っています。

トミショー
トミショー
どういう時に、一発逆転を狙うのか?といったことまで載っているので、試合に出る柔術家にとっては必須のバイブルになること間違いなし。

練習するのも注意が必要。あんまり狙いすぎると嫌われるかも?

ここまで読んできて、エスティマロック最高やん!早速練習しまくろう!と思った人。

ちょっと待って!!

練習するのも注意が必要です。

なんせタップしないと足首がぶっ壊れる危険技。

スパーリングや練習で本気で相手の足首を壊しにいくような真似は絶対にやめましょう。

必ず、打ち込みの場合は相手に了承をとってから行うようにして、

スパーリングの場合は、本気で極めるのではなく、形に入った時点で力を抜くくらいにしましょう。

トミショー
トミショー
壊れてからでは手遅れです。足首なんて日常生活に支障でまくり。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

一撃必殺エスティマロック。

一発逆転の選択肢として、一か八かの賭けとして。

身につけておいて損はない技術ですね。

特に試合に出る人にとっては、とても重要なテクニックになってくるので是非練習して身につけておきましょう!

(注)エスティマロックは現在のルールでは、アンクルホールドに分類されるので、茶帯以上では反則です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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トミショー
ブラジリアン柔術が生きがいです。 柔術家に関する役立つ情報や、柔術に関する面白い記事を書けるように努力していますので、是非サイト内を色々と回ってみてください。