先日、超久しぶりにブラジリアン柔術の試合に出場してきました。
試合結果、駐車料金共々散々な1日となりました。
オリンピックで絶賛盛り上がり中の日本ですが、ことブラジリアン柔術においても、JBJJFを中心に各地方で大会が開催されるようになり、コロナ前とまでは行きませんが、柔術の盛り上がりが戻ってきた感じがありますね。
これから柔術の試合に出場していこうと考えている人も多いのではないでしょうか?
初めての人もそうではない人も、柔術の試合に出るにあたってわからない事って、意外と沢山ありますよね。
そこで今回の記事では、柔術で試合に出場する人が必ずチェックしたい、
①試合当日の荷物
②道着チェック
この2点について、まとめてみたいと思います!
この記事では、試合に出場する人が当日に用意しておくべきアイテムについてまとめています。
これから試合に出場する予定の人
今後試合に出ることを検討している人
仲間が試合に出場する人
上記のような人にとって、有益な情報が沢山ありますので、是非最後までお読み下さい!
試合当日に必要な荷物がわかる。
試合会場であると便利な物がわかる。
道着チェックに関する記事も近日中に公開予定ですので、是非そちらもチェックしてくださいね!
目次
これさえあれば大丈夫!試合当日必要な荷物はコレ!
既に柔術の試合に出場した事がある人なら解ると思いますが、柔術の試合って、以外と必要な物が沢山あって荷物がかさばります。
先日、試合に出場した際の私のカバンの中身がこんな感じです。
必要な物をまとめてみると、ざっとこんな感じになります。
①柔術着(2着)
②帯(2つ)
③インナー
④スリッパorサンダル
⑤軽食類←超重要
⑥セルフケアアイテム
⑦身分証明証
ざっとこんな感じですね。
(④のサンダルは履いて行ったので写真には写っていません。ご了承下さい。)
一つずつ見ていきましょう!
柔術着
試合会場に持っていくもので、最も大切かつ忘れてはいけないのが柔術着です。
柔術の試合ですから、柔術着を忘れる人はまずいないと思いますが、大切なのが柔術着を必ず2着持っていくようにする事です。
試合会場に柔術着を2着持っていくべき理由は以下の3点です。
①道着チェックが通らなかった場合の予備として
②ラスタ帯を避ける為
③血がついた場合、道着を替えないといけない為(白道着の場合)
①道着チェックが通らなかった場合の予備として
まず、どれだけ事前に確認していても、何らかのアクシデントなどで、柔術着が道着チェックに通らない可能性が万が一にもありますので、仮に過去の大会に同じ道着で出場できたという場合でも、必ず予備の道着を持ってきておくようにしましょう。
道着チェックについては、別記事にまとめますが、必ず事前にレギュレーションを確認しておくようにしましょう。
【再・拡散希望】
試合に出場される方は道場の先生と確認しましょう!
・結び目から長いor短い帯❌
・糸が解れてる帯、道着(特に襟)❌
・二の腕部分に余裕がない道着❌
・股下部分が色違いor素材が違う❌
・パッチ刺繍が禁止部分❌
・前回これで通った❌
・顔付き身分証明書を持ってきてない❌— Hamajima Kuniaki🍀 (@hamajinho) July 31, 2021
チェックに通らなかった場合、その時点で試合に出場する事ができなくなるので、必ず予備を持っていくようにしましょう。
備えあれば憂いなしです。
②ラスタ帯を避ける為
また、試合の対戦相手と同じ色の道着を着用している場合、『ラスタ帯』と呼ばれるブラジルカラーの帯を巻く必要が出てくる場合があります。
スコアボードの管理の都合などで、自分か相手のどちらかが巻くことになるのですが、この『ラスタ帯』個人的にはかなり巻きたくありません。
そもそも帯を二重に巻く時点で鬱陶しいですし、二重に帯を巻いていると相手に帯を掴まれてグリップを作られやすくなってしまいますよね。
帯のグリップって、ただでさえ切りにくいのに、それが作られやすくなってしまうとなるとかなり厄介です。
巻かないに越したことありませんので、ラスタ帯を巻かなくて済むように、柔術着を2つ用意しておきましょう。
ちなみに、このラスタ帯、対戦相手と同じ色の柔術着だった場合、トーナメント表で上にいる選手が着用することになっているようです。
気にしない人もいると思いますが、気になる人は色違いで道着を2つ持っていくようにすれば安心ですね。
③血がついた場合、道着を替えないといけない
試合で、柔術着に自分や対戦相手の血がついてしまった場合、その道着のまま次の試合に出場する事ができないようです。
トーナメントで相手の耳の血が少し私の道着に付きました。その試合含め次の試合もそのまま試合をしました。決勝に進み、相手と向かい合って試合が始まる直前に、審判から血が付いてるから道着を変えるように言われました。仲間が道着を脱いで貸してくれてましたが、無かったらと思うとゾッとします。 pic.twitter.com/81UFvvNg2T
— Tsutsu@Jiu-jitsu (@Tsutsu_Jiujitsu) July 23, 2021
(http://@Tsutsu_Jiujitsu様のツイッターアカウントより引用。)
ちなみに、『白道着でなく、黒や青なら汚れなどが目立ちにくい分、血がついても大丈夫なのか?』と思ってしまいがちですが、JBJJFでレフェリーとして活動している高槻柔術のクワーニョ先生に聞いてみたところ、柔術着の色は関係無いようです。
JBJJFなどを中心に選手兼レフェリーとして活動する柔術家。
得意技はハーフガード。
青や黒だと目立たないので大丈夫なのでしょうか?
青も汗より鮮血は黒染みになるので解ると思います。
黒は他のモノよりか分かりづらいですが、同じようにルールに則って着替えて頂かなければならないと思います。
また個人的意見として、担当マットのレフェリーは試合を見ていますから鮮血について何色の道着でも解ると思います。
ちなみに、鮮血以外でも着替えが必要な場合があります。
例えば細身の道着を着用している場合、2試合目以降、試合によって腕がパンプアップしてしまって袖口から道着チェッカーが入らなかったりする事がもあって着替えをしていただかないといけない事もあります。
であれば、比較的腕周りがゆったりしている道着を予備で用意しておくのもいいかもしれませんね。
帯
帯も柔術着と同じく、試合当日に忘れてはいけない必須アイテムの一つです。
当日、必ず持っていくようにするのは勿論、可能であれば予備を持っていきましょう。
というのも、以外と知られていないようですが、柔術着と同じく、帯にも長さや刺繍などに関していくつかの規定があります。
万が一、長さや刺繍で道着チェックが通らなかった場合、試合に出場することができなくなりますので、必ず前もってレギュレーションをチェックしておきましょう。
https://www.jbjjf.com/wp-content/uploads/2018/08/ibjjf_rule_v5_jp.pdf
多くの人が、所属道場の先生から帯を頂いているかと思いますが、刺繍の場所によっては、チェックに引っかかってしまう可能性もあります。
無地の帯なら2000円程度で購入できますので、不安な方は試合用として一つ用意しておいてもいいかもしれませんね。
インナー
インナーも忘れずに持っていきましょう。
柔術の試合では、基本的にラッシュガードの着用は認められていません。(女性はOK)
試合で着用できないので、ラッシュガードは必要無いように思うかもしれませんが、実際、試合前のウォーミングアップの際や、会場での待機時間の際にラッシュガードがあると非常に便利です。
夏場だと会場が暑い事が多く、アップの時点でかなり汗をかいてしまい、試合前から柔術着が汗で重くなってしまったりすることもありますし、冬の場合は会場が寒い事が多いので、道着だけだと身体が冷えてしまいパフォーマンスに影響してしまう恐れもあります。
そこまで荷物にもならないので、ラッシュガードは忘れずに持っていくようにしたいですね。
ちなみに、カッコ良さ、動きやすさ共にPHALANXのラッシュガードがオススメです。
スリッパorサンダル
スリッパやサンダルはあると便利なアイテムの一つです。
『なんで柔術の試合に出るのに、スリッパとかサンダルが必要なの?』と思う人も多いのではないでしょうか?
柔術の試合会場は、大抵の場合、どこかの武道館や運動施設にある柔道場の一角です。
会場に到着すると、靴を脱いで柔道場に上がる事になるのですが、大抵の場合、武道館の入り口から柔道場まで距離があったり、会場である柔道場からトイレまで距離があったりと、裸足とか靴下だけで行動する事が多くなるんですよね。
武道館自体がとても綺麗でも、以外と床には埃やゴミが落ちていて、裸足で歩くと足の裏がかなり汚れてしまうこともありますし、冬場の場合は、裸足や靴下だけで歩いているだけで足元がめちゃくちゃ冷えます。
また、柔術の大会では入賞した場合、表彰台に上る事になるのですが、会場によっては表彰台が柔道場などの外にある事があります。
その場合、普通の道を素足で歩くのも汚れるし、いちいち靴下や靴を履くのも面倒だという状況が結構あるので、こんな時にスリッパがあると重宝します。
海外では表彰台に上る時にスリッパを履いている選手が沢山います。
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スリッパなら楽に着脱できますし、足元も汚れないですからね。
また、スリッパを履くことは会場を汚さないようにするという点でもメリットがあります。
残念ながら、柔術の大会会場では会場を汚してしまう人の存在も見受けられます。
柔術の試合がある日に、武道館や体育館を汚してしまうと、それが今後の大会の開催の有無に影響する可能性もあります。
試合は私達選手が最も成長できる場でもあるので、会場を汚さないように綺麗に使用するという意味でも、余裕があれば準備しておけば便利です。
軽食類
ドリンクや軽食類を用意しておくのは超重要です。
試合当日に補給する予定の食べ物やドリンクは必ず前もって用意しておきましょう。
会場までの道中にあるスーパーやコンビニで試合当日に調達することを考えている人が多いと思いますが、会場によってはコンビニが近くに無かったり、あったとしてもエライ遠い場所にしか無いという事もあります。
この場合、集合時間までに余裕がないと食料とドリンクを調達する事ができなくなりますよね。
柔術の試合は当日計量なので、大会に参加する多くの選手は減量をしていて枯渇している状態ですよね。
そんな状態で、計量してエネルギーを補給できないといったことになってしまうと、試合で発揮できるパフォーマンスに大きな影響を及ぼしてしまう恐れがあるので、試合当日に摂取する予定の食べ物やドリンクは必ず前もって用意しておくようにしましょう。
オススメは、すぐにエネルギーとして吸収されるバナナなどの炭水化物です。
現在は時期が時期なだけに、熱中症対策も必須ですし、おにぎりなどを用意していても、時間が経つと腐ってしまいますし、ドリンクもすぐにぬるくなってしまいますので、ゼリー飲料なんかもオススメです。
凍らせたゼリー飲料を持っておけば、いつでも冷たい状態で美味しく糖質を摂取する事ができます。
また階級別の試合だけでなく、無差別級の試合にも出場する場合、大会当日のスケジュールによっては、朝から夕方過ぎまでの長丁場になる場合もあります。
なるべく余裕を持って準備しておくようにしておきましょう。
セルフケアアイテム
セルフケアアイテムは用意できれば非常に便利で助かるアイテムです。
柔術の試合は、ただでさえ試合間隔が短い事が多いのですが、最近はコロナ渦ということもあり、参加者の数が少ないことも影響して、いつも以上に試合間隔が短い状態になっています。
1試合目が終わって勝ち上がった後、2試合目がそのすぐ後ということも珍しくない状態になっています。
初めて試合に出場する方は、びっくりするかと思いますが、練習と試合は別物で、どれだけ準備してきても試合ではかなり力が入ってしまうかと思います。
特にそれが顕著に現れるのが『腕』です。
試合中、ず〜〜っと相手の道着を握っている腕に力が入っていて、試合が終わった後に腕がパンパンになっていることに気付くんですよね。(笑)
普段の状況なら、同じ道場の仲間にマッサージしてもらったりできるかもしれませんが、現在はコロナ渦ということもあり、会場にはセコンド1名しか入れません。
あまりにも腕が張ってしまうと力が入らなくなってしまうので、次の試合までの短い時間の間になんとかしたいところですが、そんな時に役に立つのが『ハイパーボルト』です。
振動を使って筋肉をほぐしてくれるマッサージガンがあれば、短時間で超効率良く筋肉の張りを軽減してくれます。
実際使ってみればわかりますが、あるのとないのとでは大違いです。
セルフケアグッズも忘れずに試合会場に持っていくようにしましょう。
まだ使った事がないという人は、これを機に是非ゲットして試してみてください。
パンパンになっている腕の張りもほんの数分でゆるゆるになりますよ。
身分証明証
最後に、以外と忘れがちなのが身分証明証です。
JBJJFの大会に関しては、試合前に身分証明書の提示が求められます。
もし、万が一身分証明証を忘れてしまった場合は、これもまた失格扱いとなって試合に出場する事ができなくなってしまいますので、忘れないように必ず持っていくようにしましょう。
身分証明証であれば、免許証でもマイナンバーでも保険証でもなんでも大丈夫です。
『せっかく会場まで来たのに、凡ミスで試合に出場できない!(涙)』
なんて事がないように、事前に必ずチェックしておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
久しぶりに柔術の大会が再開されるようになり、個人的には少しずつ柔術界に活気が戻ってきたように感じます。
コロナ渦の中、4回目の緊急事態宣言が発出される事が決定しましたが、来週には神奈川県で全日本ブラジリアン柔術選手権が開催される予定です。
また、そのほかにも様々な地方で大会が開催される見通しとなっています。
先日、私も久しぶりに試合に出場してわかったのですが、試合こそが柔術家を最も成長させてくれる貴重な機会です。
そんな大事な機会で、凡ミスで試合に出場できなかったり、当日最高のパフォーマンスが出来なかったりすると間違いなく悔いが残る結果となるので、今後試合に出場される際は、是非当日の準備をしっかりとして臨みましょう!
今後、試合に出場される全ての方が、最高のパフォーマンスを発揮して怪我なく試合を終えられることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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