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ハーフガードへのパスガードについて考えてみた

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こんにちは、BJJモンスターです!

最近、ハーフガードの攻防にハマっているので、ハーフガードをパスする方法について考えてみました。

ハーフガードは柔術家全員が覚えておくべき技術

柔術で試合に出ている人は絶対にハーフガードの攻防を経験していると思います。

中にはハーフガードを得意としている、いわゆるハーフガーダーな選手もいらっしゃると思いますが、その他のガードを得意としている人でも、ガードの攻防だったりでハーフガードをする状況は誰しも経験しているものですよね。

デラヒーバが得意な人が、相手のパスガードのアタックをディフェンスしていてハーフガードになったり、リバースデラヒーバが得意な人が、ガードを潰されてハーフガードになってしまったり。などなど様々なパターンが考えられますね。

そんな誰しもが一度は経験するハーフガードの攻防ですが、
なかなか必死に練習しようと思えないのもハーフガードの特徴の一つですよね?(笑)

私自身も、今までに出たほとんど全ての試合でハーフガードの攻防に陥っているのですが、なかなかやる気が出ずに真剣にハーフガードの練習に取り組んだ事がありませんでした。

デラヒーバやウェイターなどのオシャレで派手な技が好きなので、ハーフガードには興味も出ていませんでしたが、試合で勝つためにはハーフガードの攻防を制する必要があることを重々実感してきましたのでしっかりと勉強していきたいと思います。

まず、今回の記事ではハーフガードへのパスについて考えていきます!

ハーフガードにも種類がある!それぞれ異なる形を覚えよう!

一口にハーフガードといっても様々な形があります。

一般的なハーフガード

一番オーソドックスな形で、最も多くの人が行うハーフガードだと思います。

この一般的な形でも足の組み方によって細かく分類できます。

相手の脚を挟むようにしっかりと脚を組む人もいれば、脚を組むことはせずにニーシールドで相手の上半身の動きを抑えるように脚を置く人もいます。

いわゆる二重がらみという足の組み方もこの形で行われます。

リバースハーフorインバーテッドハーフ

この形はなかなか珍しいハーフガードの一種です。

自分からこの形に持ち込む人は多くはありませんが、一部この形を非常に得意としているハーフガーダーもいます。

ハーフガードに対するパスガードの攻防でこの形になる事が多い印象です。

ディープハーフ

相手の股下に深く潜り込んでいく形です。

相手からのプレッシャーを受けやすい形になりますが、バックテイクやスイープを狙いやすいハーフの形の一種です。

自分からこのガードを作りに来る選手はかなりハーフガードを得意としている印象です。

こういったタイプの選手に安易に勢いでパスガードを仕掛けてしまうとカウンターを食らう可能性もありますので注意しましょう。

また、個人的に最も厄介に感じるのもこのハーフガードです。

形を作られてしまうとパスガードがすごく難しくなってしまいますし、ラペラを繋いで動きをコントロールされたり、この形からウェイターガードに移行したりバックテイクを狙われたりします。

上記三点は全てハーフガードですが、それぞれで全く違う形になります。

もちろん、パスガードを仕掛ける際のアタックもそれぞれの形に応じて異なりますので、自分がパスガードを仕掛ける際でも、相手がどの状態になっているのかがわかるように形を覚えるようにしましょう!

脇の差し合いが重要!脇を差したものがハーフの攻防を制す

さて、ここから本題のハーフガードへのパスガードについてです。

ハーフガードに対するパスガードの形は様々ありますよね。

ニースライスやニーカットで足を抜きに行く方法や、相手の上半身をコントロールしてロングステップでパスする方法。

管理人も道場で色々な方法を試してみましたが、結局脇を差してニースライスを仕掛けるのが一番効果的に感じました。

道場でハーフガーダーの人にも意見を聞いてみましたが、なんだかんだいって脇を差されるのが一番嫌だそうです。

これだけ色々なパスガードの方法があるのに、結局脇差しが一番嫌なのかよ!と思ってしまいがちですが、これは自分が一度ハーフガードをやってみるとよくわかります。

脇を差されてしまうと上半身がコントロールされてしまって、なかなか思うように力も入りませんし、簡単に足を抜かれてしまいます。

また、パスする側も脇を差されてしまったからといって一巻の終わりではありません。

脇を差されてしまうことは極力避けたいことは確かですが、そこからカウンターで相手のバックを狙う方法もあります。

https://bjjmonster.net/ハーフパス%E3%80%80脇を差されてしまったら?

ラペラを繋ぐ事ができれば最高

最も安全にハーフをパスする方法として、ラペラを繋いで相手の動きをコントロールするテクニックがオススメです。

ラペラを繋ぐと相手は状態をコントロールされて身動きが取れないだけでなく、パスした後はそのままラペラを使ってのチョークを狙うこともできます。

ラペラの繋ぎ方も様々ありますが、オーソドックスな相手の脇の下を回してくる方法がオススメです。

この方法ならパスする前からチョークを狙うことも可能です。

 

絞めのプレッシャーをかけることによって相手の注意が逸れるので、その間にパスを狙うとさらに効果的です。

↓ギイ・メンデスの試合は、ハーフ対するアタック方法はほとんどこの方法です。

ニースライスですぐに足を抜くことが理想。

それが難しい場合は、相手をしっかりとコントロールしたまま、ゆっくりとラペラを繋いでいく。

ハーフガードに対するアタックはそれくらいシンプルに攻めるのが一番かもしれません。

パスする必要なし?ハーフからそのままサブミッションを狙う

もうパスする事がメンドくさい!!

という人はハーフガードの状態からいきなりサブミッションを狙うことも可能です。

ハーフ上からのサブミッションは様々ありますが、ラペラを使って安全に狙う事がオススメです。

↓ラペラを使ってアームロックやエゼキエルチョークを狙う方法

様々なパスガードのアタックを組み合わせる

ハーフガードへのパスガードだけではありませんが、相手のガードをパスするためには一つのアタックだけでは難しいです。

ハーフガードの代表的なパスガードの一つとしてニースライスがありますが、いくらニースライスが上手くてもそれだけでは完全にパスすることは難しいでしょう。

ロングステップやプレッシャーパスなどのニースライスとは違う系統のアタックを仕掛けることによって相手の意識を逸らしたり、相手がディフェンスで必死という状態を作りだすことによって、初めてニースライスのアタックが効いてきます。

https://bjjmonster.net/パスガードは様々なアタックを組み合わせよう!

複数のパスガードのアタックを組み合わせて、ガードをパスするようにしましょう!

ハーフからリバースハーフへ相手を追い込む

相手のガードが強靭で、どうしてもパスする事が出来ない。

かといって、サブミッションを狙おうにもしっかりディフェンスされていて難しい。

そんな時は相手をハーフガードから別のガードに移らせましょう。

非常に長い動画ですが、冒頭部分だけでもハーフガードの攻防について非常に勉強になります。

普通のハーフガードが得意な人でもリバースハーフやディープハーフが得意だとは限りません。

どうしてもパスする事が出来ないなら、ハーフからリバースハーフに形を変えてみましょう。

案外簡単にパスする事ができるかもしれません。

結論〜アタックを組み合わすのが効果的

ハーフガードをパスするには、様々なパスガードを組み合わせてアタックして、足を抜くことを狙いつつ、隙があればラペラを使ったり、腕を狙ったりしてサブミッションのプレッシャーをかけていきましょう。

相手の意識を分散させる事ができれば、足を抜くことも比較的楽に行えるはずです!

また、ハーフガードを得意としている人を相手にする場合は、まずは脇を締めてしっかりとベースを作って、相手に脇を差されれないようにしましょう。

しっかりとベースを作って、まず相手のアタックを防ぐ事が出来たらバランスを崩されないように慎重にアタックを仕掛けていきましょう!

ABOUT ME
トミショー
ブラジリアン柔術が生きがいです。 柔術家に関する役立つ情報や、柔術に関する面白い記事を書けるように努力していますので、是非サイト内を色々と回ってみてください。