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ブラジリアン柔術の黒帯は他のどの格闘技の黒帯よりもすごい!?

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こんにちは!柔術ブログ『BJJMONSTER』管理人のトミショーです。

最近よく初対面の方などに『ブラジリアン柔術をやっている!』と言うと、柔術がマイナースポーツということもあって、質問攻めにあう事が多いです。

柔術ってなに?から始まり、他の格闘技と何が違うの?とか、

柔道やレスリングとかの他の格闘技とどれが一番強いの?

ブラジリアン柔術の黒帯ってどのくらいすごいの?

柔術家の皆さんなら上記のような質問をされることってよくありますよね?

ブラジリアン柔術はマイナースポーツなので、一般の人が知らないのは当然ですが、最近は総合格闘技『RIZIN』の舞台で柔術家が活躍したり、テレビや雑誌などのメディアでブラジリアン柔術が取り上げられる事が増えてきて、以前に比べるとかなり柔術が一般層にも浸透してきたのではないかと思います。

(総合格闘家兼大人気YouTuberとして活躍中の朝倉未来選手が、柔術家のクレベル選手に寝技で失神負けしたことで、柔術が大きな話題の一つに登ったのは記憶に新しいところです。)

そこで、柔術に興味を持った人が気になる項目の一つが『帯の色』ではないでしょうか?

柔術のみならず、道着を着用して行う格闘技の多くは帯を締めて行いますよね?

ほとんどの格闘技では、その締めている帯の色で当人の実力や習熟度を判断するとされています。

柔術では帯の色が5段階に分かれていて、最上位は黒帯です。

ちなみに、総合格闘家兼YouTuberとしても大人気の朝倉兄弟は柔術では紫帯を巻いていますし、あの人気女優の川口春奈さんの彼氏としても有名な総合格闘家の矢地祐介選手は茶帯を巻いています。

(朝倉兄弟は二人とも柔術紫帯。柔術も普通に強いのは間違いありません。)

(矢地選手の柔術スパーリング映像。現在は茶帯です。)

現在、総合格闘家で『練習していない人はいない』と言われているくらい、総合格闘技にとって必修科目とされているブラジリアン柔術。

では、そんなブラジリアン柔術の黒帯というのは、他の格闘技の黒帯と比べても取得する難易度が高かったり、格闘技としての強さが抜けていたりするのでしょうか?

ルールが違うので、どの格闘技が一番強いかは一概にはいえないと思いますが、

道着を着て行う組み技系の格闘技であれば、どれも帯色で強さや熟練度を判断する事ができるので、この記事では、どの格闘技でも共通して最上位の帯色に位置している『黒帯』を取得するまでの難易度について考えてみたいと思います!

今回は、一般的に取り組まれている方の多い、

柔道空手(空道)ブラジリアン柔術の3つの格闘技を比較して、

黒帯取得までの難易度を比較してみたいと思います!

是非最後までお読みください!

この記事を読めば

ブラジリアン柔術についてわかる。

ブラジリアン柔術の帯制度についてわかる。

ブラジリアン柔術の黒帯の凄さについてわかる。

まず初めにブラジリアン柔術の帯制度について知っておこう!

まず、ブラジリアン柔術の黒帯取得の難易度を他の格闘技と比較する前に、ブラジリアン柔術の帯制度について知っておきましょう!

ブラジリアン柔術の帯の色は先述したように5段階に分かれています。

習熟度によって、白→青→紫→茶→黒の順番で帯色が変わっていきます。

基本的に、他の格闘技のバックボーンなどがない人は白帯からスタートしますが、柔道やレスリング、総合格闘技などのバックボーンがある人は青帯からスタートすることもあります。

帯の色が一つ上がるのには、平均すると2年近くかかるとも言われているので、初心者が一から柔術を始めた場合は青帯になるのにそれくらいの期間が必要です。

ただし、若くて元気な大学生などは毎日練習して1年くらいで青帯を取得することもありますし、30〜40代で仕事をしながら練習をしている人の場合は青帯の取得に3〜4年かかることもありますので、この辺はかなり個人差があります。

一般的に『すごい』という印象を持たれる黒帯までは、なんと平均すると10年近くの年月が必要とも言われています。

柔道の場合

柔道では黒帯を取得することはそれほど難しいことではなく、学生でしたら部活動などで普通に練習していれば、初心者の方でも1年ほどで黒帯を取得する事が出来ると言われています。

ちなみに、筆者は柔道整復師という資格を持っていますが、柔道整復師の養成校では柔道の授業が必修です。

全員が黒帯を取得しなければいけないわけではありませんが、毎週1回は必ず柔道をしなければいけません。

また、希望すれば在学中に黒帯初段の認定試験を受ける事が出来ます。

管理人の同級生でも、入学時は柔道未経験でしたが、週に1回の授業での練習だけで初段の検定試験を受験して1年程度で黒帯を取得している人が数人いました。

その人達は全員30代以降の男性でしたので、最低限の運動神経がある人でしたら、柔道の黒帯を取得することはそこまで難しいことではないかと思います。

筆者の柔術仲間の一人に、柔道家の土屋くんがいます。

土屋くん

柔道家&柔術家

柔道全国大会出場経験有り。

柔道の猛者で、柔術家でもある彼に、柔道の黒帯取得の難易度について聞いてみました。

トミショー
トミショー
柔道の黒帯の取得の難易度について教えてもらってもいい?

トミショー
トミショー
柔道をちょっとだけやっていた経験のある自分的には、柔道って初心者から始めたとしても、誰でも普通に練習していれば一年くらいで初段を取れるような印象があるんだけど実際どんな感じ?

柔道家土屋
柔道家土屋
イメージ通りですね。(笑)

トミショー
トミショー
やっぱりそうなんや。

ちなみに土屋くんの場合は、黒帯を取得するのにどれくらいかかった?

柔道家土屋
柔道家土屋
柔道を始めてから7年目で黒帯になりました。

何故かと言うと、柔道の黒帯を取るのって年齢制限があるんですよ。

14歳以上じゃないと黒帯取れないので僕の場合は7年目で黒帯を取りましたね。

普通に練習していれば、柔道で黒帯を取得するのは難しいことではなさそうです。

空手や空道の場合

空手は帯の制度に関しては柔道に似ていますが、黒帯までの年数は流派によって大きく異なるようです。

筆者は今回取り上げている3つの格闘技のうち、空手だけは経験がないので、実体験の情報ではありませんが、極真空手の黒帯の友人に話を聞いたところ、黒帯の取得までは、だいたい平均して5年以上の期間がかかるようです。

空手は柔道と違って、段位や帯の色が非常に細かく分かれていて、白帯から始まって、黒帯までは、オレンジ、青、黄色、緑、茶色の順番で昇帯していきます。

昇級の方法は、柔道と同じで型や乱取りなどを行う審査を受ける必要があるようです。

筆者の柔術仲間の一人に、空手家であり空道の指導者でもある羽島さんがいます。

羽島さん

空手歴13年、空道歴13年。

空道は黒帯弐段で指導者でもある。

着衣総合格闘技の空道にも帯の色が存在するので、空道の昇級について聞いてみました。

トミショー
トミショー
空道の帯の昇級はどのような感じですか?

羽島さん
羽島さん
空道では白→青→黄→緑→茶→黒の順に、6段階で帯の色が分けられています。 

羽島さん
羽島さん
昇級には審査が行われるようになっていて、審査では、基本稽古(その場での突き蹴り)、移動稽古(前後に動きながらの突き蹴り)、ディフェンス、投げの打ち込み、簡単な寝技の打ち込み、筋力(拳立て、ジャンピングスクワット)などを見ます。

トミショー
トミショー
空道の技術だけでなく、筋力の確認までされるとは、かなりちゃんとした審査が行われるんですね!

それだけ審査項目も多いと、審査で脱落する人も多いのではないかと思いますが、実際のところはどうなんですか?

羽島さん
羽島さん
茶帯まではあまり落ちることは無く、だいたい受かります。

柔術のように『青帯取るのも難しい!』ということはないです。

ただ、黒帯は難しいです。

黒帯の審査では十人組手を受けます。
打撃と投げまでの組手を4ラウンド→投げ+組み打撃(ヒジ・ヒザ・頭突き)の組み手を3ラウンド→寝技3ラウンド(上下どちらもやるので実質6ラウンド)を行います。

勝ちは1ポイント、引き分けは0,5ポイントで、5ポイント以上取らないと合格できません。

トミショー
トミショー
空道で黒帯弐段の羽島さんから見ても、柔術で青帯を取るのは難しいんですね。

空道の昇級審査もかなり大変そうですね。。

羽島さん
羽島さん
黒帯になるのはかなり大変で、何年も茶帯で止まっている人も沢山います。

空道は、茶帯まではあまり審査に落ちる事なく昇級できるようですが、黒帯になるのはかなりハードなようです。

ブラジリアン柔術の場合

(画像はIBJJFより引用。)

ブラジリアン柔術は帯が5段階に分かれていて、白帯から始まり、青→紫→茶→黒の順に色が変わっていきます。

黒帯までの期間は平均するとだいたい6〜10年ほどと言われていて、非常に幅があります。

ブラジリアン柔術では、正式な帯の昇級審査法などは決まっていません。

個々の道場が各々行なっている審査などはあるかもしれませんが、柔道や空手などのように連盟での正式な審査などはなく、昇帯のタイミングは全て道場の代表に委ねられています。

各道場ごとにそれぞれ個性があるので、試合で勝つことによって帯が上がっていく道場もあれば、しっかり練習していて技術などを磨いていれば、試合に出ない人でも帯が上がる道場もあります。

練習への参加日数や試合の結果など、かなり細かく評価している道場もあれば、先生の判断で適当なタイミングで昇級している道場もあります。

つまり、道場の代表が認めれば昇帯になるということです。

ただし道場によっては独自にテストなどを行なっているところもあるようです。

(海外の柔術道場の昇級審査の映像がYouTubeにアップされていました。)

大人になってから趣味でブラジリアン柔術を始めた人では、黒帯までの道は非常に困難で、ほとんどの人が黒帯になるまでに仕事や家庭の都合で柔術から離れてしまう事が多いようです。

黒帯取得までに平均で10年かかるとして、ブラジリアン柔術を趣味で楽しんでいる人の大半は社会人ですので、10年の間にライフスタイルに色々な変化が出てきて当然ですもんね。

10年以上ブラジリアン柔術をやっていて、黒帯でない人はざらにいます。

柔道は1年で黒帯が取得できるのに対して、柔術では早い人でも5〜6年は必要です。

柔道の黒帯初段に値する柔術の青帯も1年で取得できる人は多くありません。

中には青帯の取得に7年かかった人もいます。

また、一説によると柔術を始めた9割の人が、最初のステップである青帯を取得する前に柔術を辞めてしまうというデータもあるので、柔術では青帯になるだけでも一苦労なのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

どの格闘技でも、練習している人の目的によって強くなるスピードや昇帯のタイミングは違いますよね。

一人一人の練習頻度などによっても大きく異なりますし、柔道の場合は白帯の次がすぐに黒帯なので、一概に比較することはできませんが、少なくとも黒帯の取得までに最も期間がかかるのはブラジリアン柔術といっても間違いなさそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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サムネ画像はLETS ROLL BJJより引用。

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