こんにちは、BJJモンスターです!
全国各地で毎週のように柔術の大会が開催されていましたが、
12月に入り今年も終わりが見えてきたこともあり、今年の残りの大会もあと僅かとなっていますね。
試合に出場するという目標があると練習にも精がでるので、毎週のように大会が開催されているのはありがたいことです。
なんとなく練習をするのと、試合に向けて目的を持って練習するのとでは上達のスピードが大きく異なります。
今回は試合で勝つために重要だと思うことをまとめてみました。
(初めて柔術の試合に出場するという人にも参考になる点があると思います!)
目次
試合で勝つために最も重要なことは?
スポーツの試合で勝つためには戦略が最も重要になります。
ブラジリアン柔術でも、他のスポーツや格闘技と同じく、スタミナなどのフィジカル能力や気持ちの強さなどのメンタルも大切ですが、
特に重要になってくるのが戦略です。
柔術は格闘技界のチェスと呼ばれています。
戦略次第で試合の結果は大きく変わってきます。
では、どのような戦略を選べば良いのでしょうか?
まずは、柔術の試合の構成について知りましょう!
柔術の試合構成
柔術は帯色や年齢カテゴリーによって、試合時間が変わってきます。
各団体によって、多少試合時間は異なりますが、最も一般的とされるJBJJFのルールに則ると白帯5分、青帯6分、紫帯7分、茶帯8分、黒帯10分となります。
(※マスターカテゴリーは別)
白帯は5分ですが、黒帯になると試合時間が10分になりますので、それだけでも試合の進め方は大きく違ってきます。
勝つための戦略とは?
上記のように、帯色によって試合時間も異なるので、それに合わせた時間の使い方など、様々な戦略がありますが、
試合で勝つために最も大切なことは、自分が得意な形に持ち込むことです。
自分が得意な形に、自分から持ち込んで相手を自分のゲームの中に引きずりこむことが大切です。
そのために、練習では自分が得意としている形の練習をすることはもちろんですが、同時に自分が得意としている形に持ち込むための練習をする必要があります。
例えば、デラヒーバガードが得意な人は、デラヒーバガードを練習することはもちろん、デラヒーバガードに入るための引き込みの方法を練習する必要があります。
パスガードなど、上から攻めるのが得意な人はパスガードの練習はもちろんですが、テイクダウンやプレッシャーをかけて相手に引き込ませるような練習をする必要があります。
また相手のベースによっても違ってきますが、自分の左足で相手の右足にデラヒーバを作りたい場合、相手が右足を前に出していれば比較的簡単ですが、相手が左利きなどで、左足を前に出している際にどうやって得意な方でデラヒーバを作るのかなど、細かい部分も練習する必要があります。
メンデス兄弟のように柔術の神様と呼ばれるレベルのテクニックがあれば、試合で上になっても下になっても、どんなガードになっても問題ありませんが、普通はどんな人でも自分が得意としている展開が一つや二つはあると思います。
たまに、得意としている展開なんてない!という人もいますが、そのような人は何度か自分のスパーリングを録画してみて、見返してみるといいと思います。
自分の動きを客観的に見てみることによって、得意な展開が見つかったり、新しい発見があることも多いです。
試合でやってはいけないことは?
逆に、試合で最もやってはいけないことは相手のゲームの中に引き込まれてしまうことです。
どうしても試合は緊張してしまうので、動きが硬くなってしまい、自分から積極的に動けなかったり、相手に合わせたりしてしまう人が多くいますが、後手後手に回っていると相手にチャンスを与えてしまっていることになります。
また相手が得意としている展開が自分にとって不得意な展開ですと、相性が最悪で、非常にまずい状況ですので、そのような状況を避けるためにも、できる限り自分から積極的に仕掛けて、自分の形に持ち込むことが大切です。
自分から仕掛けることによってその状況を未然に避けることができるので、それだけで勝利への可能性を少し引き上げることができます。
自分の得意と相手の不得意
自分から仕掛けることによって、自分の不得意な状況に陥る可能性を減らす事ができます。
これだけで、勝利への可能性を少し高める事ができます。
自分が不得意な状況に陥ってしまうと、相手がその状況を得意としていなくても非常に不利な状態に陥ってしまうので絶対に先手を取る事が必要です。
まず大前提として、主導権を握る事が必要なので、相手のペースに合わせてはいけません。
試合が始まったら、必ず自分から仕掛ける事。
相手の様子を見るのではなく、自分から仕掛けましょう!
得意 | 不得意 | |
得意 | ○ | ◎ |
不得意 | × | △or○ |
自分の得意と相手の不得意が一致していれば最高。
自分の不得意と相手の得意が一致していれば最悪。
相手がクローズドガードが得意で、自分がクローズドガードを割るのが苦手な場合などが最悪の組み合わせになります。
対戦相手が何を得意としているかは、わからない事が多いですが、最近はJBJJFの試合などはYOUTUBEに動画が上がっていたりしますので、対戦相手がわかったら一度動画を調べてみることをオススメします!
実際の試合映像ほど参考になる情報はありません。
勝利への可能性を少しでも高めるために、使える情報は積極的に駆使して備えましょう!