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『リバデラ完全攻略ロードマップ』トップ編。リバースデラヒーバをぶっ壊す!

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トミショー
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こんにちは!柔術ブログ『BJJMONSTER』管理人のトミショーです!

12月に入り、めっきり寒くなってきましたね。

急に寒くなるこの時期は、ギックリ腰や寝違いなど、怪我をしやすい時期でもありますので、柔術家の皆さんも気をつけましょうね。

私もこの冬、人生初のギックリ腰を経験して、つい最近まで柔術を休んでいました。

薬を飲んだり、鍼治療を受けたり色々試した結果、1ヶ月ほどでようやく痛みと違和感が完全に無くなって、問題なく日常生活を送ることができるようになりました。

その間、ブログの更新も滞ってしまっていたのですが、久しぶりに練習を再開したのを境に、ギックリ腰だけに重い腰を上げてブログの更新も頑張っていこうと思っている次第なので、読者の皆さま、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

と、長くて面白くない前置きはこれくらいにして。←

早速本題に入りたいと思います。

今回の記事のテーマは、前回に続き『リバースデラヒーバ』

リバースデラヒーバをパスする際のポイントについてまとめてみました。

前回の記事で、リバースデラヒーバを行う際に気をつけるべきポイントや、リバースデラヒーバのコンセプトについてまとめていますので、是非そちらもお読みください。

リバースデラヒーバが鬱陶しい。。。

『リバースデラヒーバ』

このガードって、一見パスしやすいように思えても、上手い人は本当に上手でなかなかパスさせてくれなかったりする鬱陶しいガードの一つですよね。

襟を取ろうとしても、袖を持たれてコントロールされたり、密着しようとしてもフレームやニーシールドを作られて距離を取られてしまったり、挙げ句の果てに一旦離れようものなら脚のフックが効いて逃がしてくれず。。。

しっかり組手を作られて、完全に形を作られてしまうとパスする事が非常に難しいガードです。

しかし、そんな状況でも、しっかりと手順を守って進めれば、どんな強固なリバースデラヒーバでもパスすることは可能です。

この記事では、リバースデラヒーバをパスするにあたって、大切となるポイントと代表的な形に対するパスガードの方法を一つ紹介したいと思います!

リバースデラヒーバがなかなかパスできない。

そもそもどうやってリバースデラヒーバをパスするのかわからない。

いつもリバースデラヒーバでやられてしまう。

上記のような人にとって参考になる点が多数あると思いますので、是非最後までお読みください!

この記事を読めば

リバースデラヒーバをパスする為の考え方がわかる。

パスガードが得意になる。

まずは、どのリバデラの形か理解する。

リバースデラヒーバをパスするにあたって、まず最初に『いつもあなたにリバデラをしてくる人がどのタイプのリバデラを作っているのか?』について理解しておく必要があります。

今何をされているのかを理解できていないと、それについて対処する事なんてできないですからね。

日本を代表する風邪薬であるベンザブロックも『あなたの風邪はどこから?』といったフレーズで、まずは原因がどこにあるのか理解することを大切にしています。

『風邪』という敵をやっつけるために、今どのような状況か?(喉からきているのか、鼻からきているのか)を理解するのが大切なんですね。

鼻からきている風邪に、ベンザブロック喉タイプを処方しても全く意味がありません。

原因がわからないのに、適当に薬を出しても意味がないですからね。

『リバースデラヒーバ』という敵を倒す際の考え方も全く一緒です。←何が?

以前の記事で説明したように、一口にリバースデラヒーバガードといっても、組み手や脚の置く位置によって、全く別の形に変わります。

軽く以前の記事をおさらいしますが、リバデラには『通常のリバデラ』『リバデラ+片襟片袖』『リバデラ+スパイダー』『リバデラ+ラッソー』と様々な形があります。

・リバデラ+片襟片袖

左脚を相手の肩や腰に置いている状態。

相手に左腕をコントロールされているので、枕を取ることができない。

・リバデラ+スパイダー

スパイダーで右腕をコントロールされていて、相手との距離を詰めることができない。

それぞれの形によって、組手や足の位置がかなり変わってくるので、その形に合わせてパスガードを狙う際の手順も変わってきます。

『リバデラ+ラッソー』の形に対して、『リバデラ+片襟片袖』のパスの方法を処方しても、パスすることはできないでしょう。

いつもあなたにリバデラをしてくるアイツはどの形を作っていますか?

まずは、頭に思い浮かべてみるところから始めましょう。

リバデラ+片襟片袖をパスガードする方法

いつもどのタイプのリバデラを作られているか思い出せたところで、早速パスする為の方法について考えていきましょう。

今回はリバースデラヒーバで最も多い形の一つである『リバデラ+片襟片袖』に対するパスガードについて考えていきたいと思います。

リバースデラヒーバにおいて最も多い形の一つでもある『リバデラ+片襟片袖』

この形では相手に左腕を完全にコントロールされてしまっているので、非常に不利な状態からのスタートです。

慌てる事なく、落ち着いて組手を作るところから始めましょう!

何はともあれ相手の襟を握りたい!

何はともあれ、まずは相手に完全にコントロールされている左腕の自由を取り戻すところから始めましょう。

相手に左の袖と襟を握られていると左腕を完全に封印されているようなものです。

どうにかして左腕を解放するところから始めましょう。

リバースデラヒーバをパスする際に、まず作りたい組手は相手の襟を握る事です。

右手で襟を握る場合と左手で襟を握る場合とがありますが、今回は左手で襟を握るパターンを紹介したいと思います。

まず、左手で襟を握るために、相手の袖グリップを切る必要があります。

スパイダーグリップのような形で袖を引かれている場合。

そのまま単純に腕を上に引き上げてもグリップを切る事ができません。

このグリップを切る際は、手首を外から回すようにして、相手の手首の外側を握るようにします。

手首を握ったら、そのまま握った方向に向かってパンチするようにして肘を伸ばせばグリップが切れます。

 

これで相手にコントロールされていた左手が自由になります。

袖グリップを切ることに成功したら、間髪入れずに相手の襟を握るようにしましょう。

これで第一段階が完成です。

襟と袖を持たれてしまっている場合、まず優先して潰すのは袖のグリップです。

答えは簡単で、片手で相手の襟のグリップを切るのは非常に難しいからです。

両手を使う事が出来れば、襟のグリップを切ることは難しい事ではありませんが、今回の場合のように袖と襟の両方をコントロールされている場合、襟を切るために使えるのは右手しかありません。

通常、相手が襟を引く力は非常に強いので、襟のグリップを片手だけで切るのは困難です。

まずは袖のグリップを切って両手をフリーな状態にして、必要に応じて襟のグリップの対処をしていきましょう。

ニーシールドが鬱陶しい!一手間かけてぶっ壊そう!

袖のグリップを切ることに成功して、こちらが相手の襟を握る事ができたら、次のステップは相手の左脚(ニーシールド)を無効化する作業です。

大概の場合、相手は左脚でニーシールドを作ろうとしたり、腰を蹴って距離を取ろうとしてくるはずです。

ニーシールドを作ることによって、相手はこちらと一定の距離を作ることができます。

左脚が一つのフレームになっているわけですね。

この左脚を処理しないことには相手に近づくことができませんので、早速無力化していきます。

リバースデラヒーバの状態から。

左手で相手の袖グリップをカットして、左手で襟を握ることに成功したら、右手で相手のパンツを握ります。

この際に握る位置が非常に重要で、相手の股関節の横(お尻の外側)の部分の道着の余りを握ります。

こんな感じ。

現在の両手の位置は左手が襟で、右手がパンツでこんな感じですね。

この状態ではまだ相手のニーシールドが残っているか、残っていなくても相手もリカバリーができる状態です。

そこで、ニーシールドをぶっ壊す為に、一度相手の方へ近づきます。

相手の背中がマットに着くように、左手で襟を上に引いて、右手でパンチするようにしてパンツグリップを下に押します。

自分の右足が相手のお腹の上に乗る形になります。

(同じ色の道着でわかりにくくてごめんなさい。)

この時に、右足が軽い状態だと相手に膝を押されて簡単にリカバリーされてしまいますので、右膝で相手のお腹を押すようにしてプレッシャーをかけます。

ニーオンベリーをするようなイメージで、相手のお腹の上に自分の膝を突き刺すようにします。

同時に、右手のグリップは常に地面にパンチするような方向に力を入れておきます。

いきなりニースライスに行くのではなく、一旦この動きを入れることによって、相手のニーシールドによるフレームを外すことができます。

ニーシールドが外れたら、すかさず右手のグリップはキープしたまま、右肘を内側に入れて、もう一度ニーシールドが入ってこないようにフレームを作ります。

こうすることで、相手はニーシールドを作ることができなくなります。

グリップを作れたら、相手の背中をマットにつけることを意識して動きます。

ニーシールドは身体が横向きになって、マットから背中が離れているからこそ作れる形です。

マットに背中をつけていて、体が上向き状態では作ることはできません。

ですので、ニーシールドを外しに行く際は、相手の身体(背中)をマットにフラットにつけることを意識するようにしましょう。

注)相手の腹の上でニーオンベリーをする際に、遠慮する人が多くいますが、遠慮する必要はありません。

『ニーオンザフェイス』などのように相手の身体を不要に痛めつける恐れのある動きではありませんし、何しろ戦場ではやるかやられるかです。

あなたがやらなければ、次はあなたがやられる番です。

情け不要。遠慮せずに膝を差し込みましょう。

仕上げは簡単

ここまできたら、仕上げは簡単。

グリップを作って、膝を差し込んで、ニーシールドを無事に解除することができたなら、後はフリーになった膝を左方向に抜いて、右手で脇をすくって、左手で相手の腕を抱えてニースライスを完成させます。

ニースライスで膝を抜いて、パスガードを完成させましょう!

左脇をしっかり締めていて、脇をささせてくれない相手もいますが、その場合の対処などはまた別の記事にてまとめてみたいと思います。

まとめ

最後におさらいと注意点についてまとめておきます。

ニーシールドのぶっ壊し方まとめ

①左手のサークル&パンチで相手のグリップを解除。

②解除したら、もう一度グリップを作られる前に、すかさず左手で襟を握ります。

③右手は相手の股関節の横あたりのパンツをグリップ。

④右手を下にパンチするのと同時に左手を引き上げて相手の身体を横向きから上向きに。

⑤左脚を相手に近づけて、両手のグリップをキープしたまま、膝を相手のお腹に突き刺します。

⑥ニーシールドが外れたら、もう一度ニーシールドを作られる前に肘でフレームを作ります。

⑦膝を左側に抜いて、右手で脇をすくって、左手で腕を引いてニースライス。

✳︎④と⑤は同時に行います。

以下、このパスガードを行う際の注意点です。

・注意点その1

ニーシールドを外す為に相手に近づく際、膝を突き刺すプレッシャーをかけずに、相手に近づくと、そのまま近づけた脚を担がれてXガードなどに簡単に移行されてしまうので注意が必要です。

・注意点その2

このパスガードは根気が必要です。

相手も簡単には膝を抜かせてくれないし、一旦ニーシールドを外すことに成功しても、必死に暴れて再びニーシールドを作ってくるでしょう。

そんな時は、落ち着いてもう一度同じ手順を繰り返してプレッシャーをかけ続けましょう。

パスガードは一度目のアタックではなかなか成功しません。

じっくり根気強くアタックを続けてパスしましょう!

最後

いかがでしたでしょうか?

鬱陶しいリバースデラヒーバやニーシールドに悩まされている人は是非、今回のテクニックを試してみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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ブラジリアン柔術が生きがいです。 柔術家に関する役立つ情報や、柔術に関する面白い記事を書けるように努力していますので、是非サイト内を色々と回ってみてください。