こんにちは、柔術ブログBJJMONSTER管理人のトミショーです!
今回のブログのテーマは、『関節技をタップしないとどうなるのか』について。
先日、大盛況のうちに幕を閉じた『RIZIN26』
その中でも結果的に最も注目を集めた試合となったのが、シバターvsHIROYAでしょう。
特に話題となっているのが『HIROYAが腕十字でタップしたのかどうなのか。』
タップ疑惑の真相はHIROYA本人にしかわかりませんが、
結果的に腕十字は決まりませんでした。
しかし一説によると、審判が試合を止めなかったので、
『シバターがHIROYAの腕を壊さないように、わざと腕十字を緩めた』
とも言われているようです。
シバターの試合
相手の格闘家の怪我気を遣って
腕十字決めてる時
優しくしてあげてるの
好感すぎ。
タップしてるよ。って言って緩めるの優しい— Kumatalo (@92b7) January 2, 2021
シバターの試合やっぱりヤラセやんw 腕十字決まってたのに力抜くなよw
— BOSS (@bosswildcats) December 31, 2020
確かに腕十字の逃げ方を知らないHIROYAが、あそこまで綺麗に入っている腕十字から逃げられるとは思えないので、シバターが空気を読んでワザと緩めたというのも納得がいきます。
もしこの話が本当で、シバターが腕十字をワザと緩めてくれていたとしたら、
実際に、腕十字でタップをしなかったらどうなってしまうのでしょうか?
↓実際にブラジリアン柔術の試合で、腕十字をタップしなかった映像があります。
(入りの形こそ違いますが、シバター選手と同じ腕十字固めです。)
どうですか?なかなかグロテスクですよね。。。
審判止めろよと思ってしまうかも知れませんが、柔術は見込一本がないので、
基本的には本人がタップしない限り試合は続けられます。
(子供の場合は別。)
極められた側の選手は腕が垂れ下がってしまっています。
実際、完全に入っている腕十字をタップしないでいると肘が壊れます。
シバターが本気で技を極めにいっていたら?と考えるとゾッとしますね。
肘の靭帯が切れてしまった場合、場合によっては手術が必要になったり、
仮に手術しなくて済んだとしても数ヶ月は練習もままならないはずです。
靭帯は一度壊れると完全には元に戻りません。
タップの重要性がわかります。
同日に行われた、所英男vs太田忍の試合は腕十字で決着がつきました。
腕十字を極められた太田選手はタップしたものの肘の靭帯を負傷したようです。
タップしたものの、タップしてからレフェリーが試合を止めるまでの間に肘の靭帯が伸びてしまった様子。
試合終わって初めて自分の試合しっかり観たけど、、、
タップしてから試合が止まるまでに体感で3秒くらいあったもんな。
そりゃ靭帯切れるわ。
怪我しない為のタップだったのに。— Shinobu ota 太田 忍 (@Shinobu63no_1) January 4, 2021
今回、HIROYA選手は腕十字をタップせずに結果的に逃げれた形となりましたが、
本来は関節技をタップしないというのは非常に危険な行為です。
間違っても絶対に真似しないようにしましょう。
まぁ、普通に生活をしていて腕十字を仕掛けられることなんてまずないと思いますが。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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サムネ画像はhttps://twitter.com/greco_free?s=20より引用。