こんにちは、BJJMONSTERです。
先日、IBJJFのコロナウイルスに対する声明をブログで取り上げましたが、
日本では緊急事態宣言が解除されたこともあり、多くのジムで練習が再開されているようです。
宣言が解除されたので、練習すること自体は問題なくなってくるとは思いますが、
柔術は他のスポーツと比較しても超がつくほどの濃厚接触が避けられないスポーツ。
いくらジムがオープンしていても練習に行けるのは気が引けるという人も多くいると思います。
イギリス、ラグビーやボクシング、総合格闘技等のコンタクトスポーツジムの再開は9~10月の可能性。状況によってはより早期再開を働きかけることが可能という指摘もある中、やはり接触率の高い競技に向けられる視線は厳しいことが浮き彫りに。https://t.co/sspg5K6Lem
— 岩井洋一(柔術新聞 速報版) (@busujiujitsu) May 21, 2020
これはイギリスの話のようですが、同じく日本でもコンタクトスポーツに対する風当たりは強いことは間違いありません。
練習を再開したいと思っても、家族や職場の人に後ろめたさを感じるという人も多いと思います。
緊急事態宣言の解除=コロナウイルスの収束という意味ではないので、
スポーツに取り組む際は最大限の注意が必要になるかと思います。
前代未聞と言っても過言ではない状況ですので、今後どのように練習を段階的に再開していくかは各道場のオーナー次第ですが、一つの目安となるのが、他の格闘技やスポーツにおける練習再開のマニュアルではないでしょうか?
以下は全日本柔道連盟による練習の再開方法についてのマニュアルです。
https://www.judo.or.jp/wp-content/uploads/2020/05/63293a4e6cb02bd9755a7eb44feb7fd1.pdf
感染者数の増減や社会の状況を考慮しながら、3段階に分けて練習再開を行うべきと記されています。
段階1は、
緊急事態宣言は解除。外出規制の緩和や少人数集会の開催が一部認められ、
学校や部活動の一部再開。3つの蜜は厳守、県をまたぐ移動は自粛状態。
と記されているので、ちょうどこの記事を更新している5/24(日)のような状況ですね。
練習内容、時間、場所などにも制限が設けられていて、
広くて換気の良い場所で、少ない人数で、密接せずに短時間の練習を行うことが推奨されています。
スパーリングや乱取り、打ち込みなどの組み合う練習はこの段階ではまだ禁止。
柔術でいうと、具体的には、道場での一人打ち込みや筋トレ、サーキットトレーニングなどが許されるような状況でしょうか?
これだと自宅でやるのとあまり大差がないように感じてしまいますが、意外と自宅で運動するのと、道場で道着を着て運動するのとでは違った刺激があるものなので、これだけが許されるだけでも嬉しいものです。
段階2は、
学校や部活動の再開。3蜜のうちマスク着用下での密接許可。
となっているので、もうしばらくは先になりそうですね。
この段階になれば、打ち込みやスパーリングなどの対人練習も可能となるようです。
ただし、1時間以内で、組み合う相手は変えずに、しかもマスク着用という状況つき。
ゆっくりと打ち込みをするだけならともかく、スパーリングもマスク着用で行うのは、
相当苦しくなることが予想されるので難しいでしょう。
段階3は、
地域の新規患者が一定期間( 4 週間以上)なし。 3 密と移動制限 の解除
とされているので、現在の状況を鑑みると、数ヶ月は先になることが予想されそうです。
マスク着用こそ必要なくなるみたいですが、出稽古や対外試合の禁止など、制限自体はまだまだ続く見込みです。
こういった感じで、あくまでもこれは柔術ではなく柔道における目安ですが、
近い競技として参考になる部分が沢山あるかと思います。
緊急事態宣言の解除によって、練習を再開する人が多くなることは間違いありません。
あくまでも、練習を再開するかどうかというのは個人の自由なので、そこは各々が考えて行動するべきだと思いますが、こう言った状況なので、いつも以上に体調に気をつけたり、
道場での手洗い、うがい、アルコール消毒などを徹底して行うようにしたいですね!
全柔連の対応を参考にして、打ち込みやスパーリングなどの対人練習を行う際でも、
沢山の人と組み合うのではなく、体調に問題ない人とマンツーマンで行うようにすることが最善の策でしょうか。
大変な状況ですが、家族や周囲の人に迷惑になることがないように、考えて練習やトレーニングができるのが一番ですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
もしこの記事が参考になったり、役に立ったと感じていただいたらSNSなどでいいねやシェアをお願いします!