こんにちは、BJJMONSTERです!
以前好きな柔術家をブログで紹介したところ、なかなか好評だったので、
前回に引き続き、自分の好きな選手を紹介してみようと思います。
↓ちなみに前回はトミーランガカーについて書きました。
https://bjjmonster.net/トミーランガカー、オープンガード最強説
今回紹介するのは、黒帯昇格後、破竹の勢いで勝ち続けているロベルト・ジメネスです!
目次
柔術家に名前が知られたのは
ジメネスの名前が柔術界で有名になったのは、おそらく2年前の紫帯時代だと思います。
この大会で、ジメネスは階級別と無差別級の両方で優勝し、ダブルゴールド獲得。
試合内容もさることながら、全試合一本勝ちで優勝し、一躍話題を呼びました。
特に、無差別級の決勝の試合では、一回り以上大きい対戦相手にポイントでリードされる苦しい展開でしたが、マウントをエスケープして、クローズドガードからのループチョークで一発逆転。
一躍有名になったのは、紫帯時代のこの大会以降だと思いますが、
柔術マニアの中では青帯時代から超強いことで有名だったそうです。
青帯時代には、非公式の大会ではあるものの、現世界チャンプのカイナンと対戦。
惜しくも敗れるものの、一つ上の帯のカイナンにも全く引けを取らない内容だったそう。
ジメネスもその類の選手であることは間違いなさそうです。
特徴は?
特徴は何と言ってもインテンシティー(運動強度)です。
圧倒的なスタミナとパワーの持ち主でフィジカル能力抜群です。
(一見細く見えるが、実はヘビー級と意外と重量級。)
常に動き続けるスタイルで、ジメネスの試合のほとんどは数分で終わっています。
先日行われた地方大会カンザスシティオープンでも、ほとんどの試合が1分前後で終了しています。
もちろんフィジカル能力だけでなく、テクニックも抜群。
ルーカス・レプリの下で練習しているだけあって、特にトップからのアタックに秀でていてテイクダウンをはじめとして、パスガードの技術などは一級品です。
ジメネスのデラヒーバやワンレッグのパスのインストラクションは、YOUTUBEに動画が沢山上がっているのでオススメ!
ノーギでも強い
またジメネスは柔術だけでなく、ノーギでも突出した強さの持ち主です。
この辺は、階級は師匠のレプリの影響もあると思いますが、テイクダウンやパスガードなど柔術と同じく攻撃的なスタイルを武器として、茶帯時代にノーギの世界大会で優勝。
必殺技は電光石火のバックテイク
バックテイクに関する技術は柔術でもノーギでも一級品です。
バックを奪うのが得意というだけあって、バックからの絞めも超得意。
裸絞めをはじめとして、一般的な送り襟絞めなど、とにかくバリエーション豊富。
柔術メディアのフローグラップリングでも特集動画が作られているほど。
特に、1:25〜からのパスからのバックテイクへの流れるようなムーブは必見です。
アンチステロイドで有名
ジメネスといえば、アンチステロイドで有名です。
試合用の道着にパッチを貼ったり、試合後のメディアのインタビューでステロイドについて自分の意見を発信したりと、ステロイド撲滅運動を熱心に行なっています。
この辺の考え方は、ジメネスの師匠のレプリの影響もありそうです。
柔術界ではステロイドが蔓延しているようなので、ジメネスのようにナチュラルの選手が、結果を残し続けてくれることで、ステロイドを使わなくても強くなれるということの証明にもなります。
https://bjjmonster.net/ブラジリアン柔術とステロイド
黒帯昇格後、止まらぬ勢いで連勝続き
つい先日、茶帯から黒帯に昇格したばかりのジメネスですが、黒帯昇格以降ノリにノッテいます。
昇格後は、あのキーナンコーネリアスに勝利したのを皮切りに、今年行われたヨーロピアンで優勝したフェリペ・アンドリューにも勝利。
フェリペ・アンドリュー戦はあまりの秒殺っぷりに衝撃を受けた人も数多くいたと思います。
長く、黒帯のトップに位置していた選手でも勢いのあるライジングスターには敵わないということでしょうか。
そのほかにも、本人のSNSを確認する限り、ほとんどの大会で優勝しています。
そんなジメネスも、先日行われたATOSのルーカスバルボーザに腕十字で一本負けし、
ついに連勝記録がストップしました。
(試合内容も大量にポイントを奪われてしまうなどかなりの差があった模様。)
過去には手痛い敗戦も
そんなライジングスター、ジメネスですが、過去には手痛い敗戦も経験しています。
ジメネスが茶帯の時に韓国で行われた、スパイダーという大会で当時紫帯のエリックムニスに敗戦。
この試合は、リードを許してしまっていたジメネスが、一発逆転を狙って、フットロックを狙った際に外掛けを犯してしまい、反則負け。
足関のスペシャリストであるマイキーと一緒に練習したりしているようですが、試合中アドレナリンが出て興奮していたのか、まさかの初歩的なミスを犯して敗戦。
対戦相手のムニスも、現在はすでに茶帯になっていて、紫帯時代から黒帯の選手を相手に勝利していたりとかなりの強者ではありますが、下の帯色の相手にジャイアントキリングを許してしまう結果となりました。
ジメネスから学ぶ強さの秘訣は?
ジメネスを見ていると、バランスよくオールマイティーでいることの重要性がよくわかります。
テクニックだけでなく、フィジカルも鍛える。
トップだけでなく、ボトムも練習する。
どうしても柔術界はテクニック贔屓目ですが、やはりフィジカル能力は欠かせませんね。
https://bjjmonster.net/ブラジリアン柔術にトレーニングは必要か?
柔術家はしっかり筋トレもしましょう。
トップもボトムも両方練習することで、より得意な方が磨かれるという部分もあるので、
偏らずにバランスよく練習することが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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