こんにちは、BJJモンスターです!
AOJの動画を見ていると、たまに、メンデスが理解できないような高難易度の技を披露していることがあります。
下の動画は、AOJのSNSアカウントにもアップされているスパーリングの一部です。
一回見ただけでは何が何だかよくわからないテクニックですね?
回転しながらのパスガードとでも言えばいいのか、技の名前すらわかりませんが、
おしゃれな技で、一見すると非常に使えそうですが、実際にこんな技をスパーリングや試合で成功させることはできるのでしょうか?
メンデスが、試合でこのテクニックを使っているところを見たことがなかったので、インスタグラムなどのSNS用に使っているだけと思っていたのですが、
以前、情熱大陸に湯浅麗歌子選手が出演している際に、スパーリング映像が映されていたのですが、その際にも同じような回転パスガードを使用していました。
(その際は、パンツグリップでトレアナパスを仕掛けた際に、両肩を押されて距離を取ろうとした際に使用していた。)
しっかりとグリップを作れているとはいえ、一瞬ではありますが、完全に相手に背中を向けているので下手をすると相手にバックを狙うチャンスを与えてしまいそうでもあります。
以前、パスガードのアタックは一種類ではなく数種類を組合わせることによって、相手のガードをパスしやすくなると説明しましたが、この動画でも、いきなり回転パスを仕掛けるのではなく、まず最初にしっかりとグリップを作ってから別のパスガードのアタックを仕掛けています。
↓ニースライスか何かのアタックで相手のガードを半分パスしたような状態。
↓そこから相手がパスされるのを嫌がって、遠い方の足を回してきた際にタイミングを合わせてロールしています。
いくらガードに戻すのが上手い相手でも、このアタックを正確に仕掛けることができれば、かなりの確率で相手の意表をつくことができてパスガードを成功させることができるのではないでしょうか?
管理人(柔術歴約3年の青帯)がスパーリングで試してみた実感としては、相手の意表をつくことができるのでかなり使えるような印象ですが、試合で実際に使えるかは全くの別問題のよう思います。
スパーリングでは使えても、試合で使えるかは全く別問題。
繰り返しになりますが、メンデス自身もスパーリングではこのような遊び心ある技を使っていますが、試合映像を見る限りは、こういったリスクある技を使用しているシーンを目にしたことはありません。
万が一、相手のリアクションが良ければ、ガードに戻されてしまったり、最悪の場合バックを取られたり、押さえ込まれたりする可能性もありますので、そこまでのリスクを背負ってまで仕掛ける技ではなさそうですね。
上の動画の同じ状況なら、わざわざ回転しなくても脚を捌いてレッグドラックのアタックを仕掛ける方がよっぽど効率的に思います。
試合とスパーリングは全くの別物なので、スパーリングではこういった遊び心ある技を試してみてもいいかもしれませんね!
最後までお読みいただきありがとうございました!