こんにちは、BJJモンスターです!
試合って緊張しますよね。
試合前になるとエントリーしたことを後悔するくらい不安になることもありますよね。
勝つか負けるかわからないし、負けたら悔しいし、いつも一緒に練習している人の前で恥ずかしい負け方はできないし、、、
ましてや、お金を払って、貴重な休日の大半を削ってまで試合に出るなんて理解できない!なんていう声が聞こえてきそうです。
なんて考え出したらキリがないほど試合に出たくなくなる理由が浮かんできますよね?
でも試合に出る人は、練習だけしている人よりも圧倒的なスピードで成長することができます。
ブラジリアン柔術青帯で、今まで20回くらい試合に出場してきた私が、
なぜ試合に出る人の成長スピードが半端ないのか考えてみました。
何故試合に出ると強くなるのか?
そもそも人は挑戦することでしか成長できない。
人間は何か目標を持って、それを達成するために努力することによって成長することができます。
逆にいうと目標を持たずになんとなく生きていると、時間だけが過ぎていて、自分自身は全く成長していないという状況に陥ってしまいます。
柔術でも同じで、健康やダイエット目的なら問題ありませんが、強くなりたいという目的で柔術を始めたにも関わらず試合に出ないという事は挑戦することから逃げている事と同じです。
試合に出るという事は挑戦するという事です。
挑戦することを決めた時点で、試合の結果がどうであろうと今よりも成長できる事は間違いありません。
悔しいという感情こそが上達への近道。
柔術を始めたばかりの頃は、色帯の人相手に何もできずにスパーリングでけちょんけちょんにされますよね。
そこで、悔しいと感じて、諦めずに練習する事で少しづつ上達していき、スパーリングなどでも一方的にやられることが減り、少しづつできることが増えていきます。
青帯や紫帯に上がると、少しづつそういった機会が減ってくるので悔しいと感じることも少なくなってくると思います。
実際、私はまだ青帯ですが、白帯の時と比べると、できる技なども増えてきて、スパーリングでも一方的にボコボコにされる事は白帯の頃に比べるとかなり減ってきました。
柔術の試合では年齢、体重、帯色で細かくカテゴリーが分けられています。
同世代の近い実力の人と試合をすることになるので負けた際は言い訳できません。
試合に出て、負けてしまったとしてもそこでまた悔しいという感情を味わうことでさらなる上達への道を歩むことができます。
試合とスパーリングは別物。
練習中のスパーリングではめちゃくちゃ強いのに、試合ではコロッと負けてしまったり、練習では強いのに試合に出ない人ってどの道場にもいますよね?
練習での強さと試合での強さは全くの別物です。
練習ではいつも同じ人と組むことになるので、同じ展開になることが多いですが試合では別です。
全く知らない人と組むことになるので様々な展開になる可能性があります。
練習では自分の好きな形だけやっていればいいですが、試合で勝てるようになるには、そういった展開にも対応できるように練習しなければいけません。
試合を想定して練習することによって、より様々な展開を学ぶことができます。
試合に出る人と出ない人の違い。
試合に出る人と出ない人でもどちらも目標は同じで、強くなるということだと思います。
ただ強くなるという目標が同じでも、両者では日頃の練習での取り組みが全く違ってきます。
試合で勝つためには
- 自分の得意な形や展開で試合を進める
- 主導権を握って、相手に自分のゲームに付き合わす
- 一通り苦手な展開を練習する
という3つのことが重要になります。
相手の得意な形に持ち込まれてしまうとよほどの実力差がない限り難しい試合になってしまいます。
自分が、ガードからのアタックが得意なのに、先に相手に引き込まれてしまうとその時点で相手に主導権を握られてしまっています。
勝つためには絶対に自分が主導権を握る必要があるので、試合に出る人は自分が得意な形や展開に持ち込む方法を考えて練習する必要があります。
また、いつも一緒に練習している人が相手だと、相手の得意な形などがある程度わかるので、スパーリングなどをしても同じような展開になることが多いですが、試合では相手がどのように攻めてくるのかがわからないので、一通り様々な展開に対応できるように幅広く技を練習する必要があります。
その過程を通して、今まで練習していなかったことを練習し、できることを増やしていくことで自分の技術の引き出しを増やすことができます。
試合に出ている人の成長スピードは凄まじく、練習だけをしている人と比べると2倍速くらいで成長しているんじゃないかと思います。
私も最後に試合に出てから3ヶ月ほど経過していますので、近いうちにまた試合に出たいと思います!
試合に出ようか出まいか迷っている方は是非チャレンジしてみてください!